夏の陰画 -2ページ目

夏の陰画

まったり、日々の思い出を。

死の10連勤が終わった…。ちかれた。


毎月中旬から月末は休み潰れて10連勤~14連勤になる生活がもう2年以上になるのかな。

もう恒例になってきて慣れっこになってきたね。

でも辛くは無い。楽しいさとやり甲斐がそれを上回っているからかな。

今はこれでこれで良いかなと思っている。


話は変わって僕と同い年の子が昨年1月に入社して早や1年経つわけだけども。

まあダメダメなんですわ。

スケジュールがあるのに急に欠勤するわ、平気で嘘ばかりつく、顧客とコミュニケーションを取らない等々…。

何度注意しても何も変わりゃしない。

この僕ですら珍しく怒りを覚えてキツく指導することもあるわけだけども。

アイツのケツ拭きを何度したか分からない。

僕らの仕事はクレーム産業だけど、アイツは人の気持ちが分からないのか、お客の気持ちに寄り添うことが全く出来ないんだよね。


細かいことを挙げればキリが無いけど、逃げてばかりというかね。


でもアイツの姿見てると、昔の自分を思い出すんだよね。

社会人で初めて入社したあの宝飾会社時代の自分をね。


決して不真面目では無いんだけど、真面目に取り組もうとしても中途半端で至らない。

まああの会社がやってる仕事内容もかなり大概ではあったし無理があったけど。


あの時の上司によく言われた。

過去の自分の経験がどうとかそういうことではなく、君の行動に本気でやろうとする気持ちが無いからだ、と。


当時そのことを言われて、俺は何にも響いて無いというか理解出来なくて呑み込むことが出来ず、結局その会社は最終的に辞めることになっちゃったんだけど。 


でも今なら分かる。

経験が無い、上手い下手とかじゃない。

1番大事なのは気持ちなんだ、と。

気持ちさえ伴えば結果的に上手く行くんだよね。

歪かもしれないけど、気持ちさえ本物であれば、伝わるんだよね。相手も人間だから。


ということをアイツにも説いたんだけど、多分今の彼では分からないんだろうな。あの時の俺と同じで。

そんな彼もいつか分かるようになるのだろうか。