今話題の映画「エンディングノート」を見た
あまり悲壮感も無く、ところどころの笑いもあり
いかにもそのへんにいそうなおじさんが冗談を飛ばしながら
最後は死んでしまうというドキュメント
心に残る映画だった
いや心に残ってしまう映画だった
実の娘がカメラを回していたからあんな自然体の映画ができたんだろうなと感心しつつ
最後のほうで奥さんと二人で語り合うシーンは不覚にも「うっ」っときてしまった
「私はうまく死ねるでしょうか」というセリフは
そのまま、「俺はうまく死ねるだろうか」と自分に問いかけてしまう
先日見たNHKのドラマで津川雅彦演ずる死に際のおじいさんが言っていた
「人間の死に方は4つしかない、事故死・他殺・自殺・病死」
できたら、愛する人たちに見守られて死んでいく病死がベストなのかな
でも実際には無念の中で病死以外で死んでいく人もたくさんいる
自分もあと何年生きられるか分からないが
「うまく死ねるだろうか」
ちなみに、新宿ピカデリーは満席だった
口コミでも高評価が広がっているみたいだ
ご年配のご夫婦も多かった
見た人がみんな死んでいくおじさんやその家族に感情移入している
そして、みんなが改めて自分に問いかける
「自分はうまく死ねるのだろうか」