おはようございます!


今朝は昨日の雨も上がって、気持ちの良い青空が広がっている東京です。


10月3日 今日は ”中秋の名月”


実は2日ほど前に空を見上げたら、綺麗なお月様が出ていました!


3日は晴れるといいなと思っていたら、晴れました。


今日はすすきや女郎花、吾亦紅やリンドウなどの秋の花を飾って、


月見団子と一緒に中秋の名月を楽しみましょう


また今日は七十二候の1つ、 ”水始めて涸る” です。




ところで皆さんは、秋の色 という事をご存知ですか?


秋の色と言って、思い浮かぶのが


赤、 赤とんぼ、紅葉、夕焼けの茜空


青、 空や水の深い青


黄色、 頭を垂れる稲の色


季節の色は様々ですが、ことに秋は彩りの季節と呼んでいいほど、


鮮やかな色の季節だと思います。



でも暦の上の、五行説では季節の色があり、


冬は黒(玄)、 春は青、 夏は赤(朱)、 秋は白 とされています!


五行説とは 「木・火・土・金・水」 の5つの性質で森羅万象を説明したもの。



こうして見ていくと、 青春、朱夏、白秋、玄冬 といった言葉が生まれてきます!



前の話からは矛盾してきますが、


この考えから秋は ”いろなき季節” といわれます。


白秋ということは、白という色があると思いますが、


白は一色ではないのです!


これは白が全ての色をじゃましない、


全ての色を載せる素となる色であることから、素色とされています。


このことから、秋は”いろなき季節”と呼ばれるようになりました!


こうして秋は全ての色を載せる白の季節と、


冒頭で言ったような ”彩りの季節” という2つの顔を持っています。



そして秋に吹く風を ”色なき風” という表現もします!


こうして見てみると、暦は私たちに季節の移り変わりをとても興味深く


教えてくれているのですね。




前置きが長くなりましたが、今日は10月の花暦をご紹介します!



花暦はいつも説明しているのですが、簡単に言うと、


<月ごとに咲く代表的な花をそれぞれの月に配したもの>


ただ江戸時代の(陰暦)や地方によっても若干の違いはあります。



それでは、10月の花暦を見ていきましょう!



まずは ”コスモス(秋桜)”



フローリスト 別府 丘-コスモス


今が見頃のコスモスには、色々な種類があり、ピンクや白の花のものから、


キバナコスモスといった黄色の花を咲かせるものまであります。


花言葉に ”乙女のまごころ” というのがありますが、


実際のコスモスは、強い風で倒されても茎の途中から根を出し、


また立ち上がって花を咲かせるほど強い花なんですよ!





そしてもう1つは ”金木犀(キンモクセイ)”



フローリスト 別府 丘-キンモクセイ


このキンモクセイも秋を代表する花の1つ。


とにかく香りが強いことで、有名な花でもありますね!


この時期になると何処からか良い香りが漂ってきて、


そちらの方に行ってみると、キンモクセイが綺麗な花を咲かせています。


花が散った後の金色の絨毯は本当に素敵なんです!




このように花暦は、その月を代表する花を私たちに教えてくれます。


季節ごとの花たちを皆さんも楽しんで下さい!