以前は、ノートに読書記録を書き

それをインスタグラムにポストしていたのですが

忙しくなり、ノートに記録する時間がなくなってしまいました。

 

インスタグラムは写真がないと投稿できないので

これからはブログで書こうかな、と思うので

お付き合いいただければと思います♪

 

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『羊と鋼の森』で本屋大賞などを受賞された

宮下奈都さんの『神さまたちの遊ぶ庭』。

 

宮下さんが、旦那さんと3人のお子さんと

北海道のトムラウシで暮らした1年間について綴った

エッセイ本です。

 

トムラウシには山も川もあるけれど

学校は小学校と中学校しかありません。

 

生徒の数も、1学年に多くて数人、

少ない学年は0。

 

高校はないので

村から出なければいけません。

 

そんなトムラウシの

大自然の中で

生命の息吹を感じながら生活すると

こうも毎日が輝くのか、と思うほど

素敵な景色が本の中に広がっていました。

 

 

忙しいと視野が狭くなり

気付くと1点ばかりを見つめて

それに没頭してしまうことがあります。

 

私も独身時代は仕事が忙しく

毎日朝起きて、支度をして

ひたすら働いて…

帰宅するともう夜遅くて

ご飯を食べて寝てしまい…

本当に、仕事にしか目が向いていなくて

他のことはおざなりになっていました。

 

そんなある日、職場から駐車場に向かう時に

何気なく空を見上げて

星空に感動したことがありました。

 

あぁ、宇宙は広くて美しいな…と。

 

それと同時に

星空をどのくらい眺めていなかったのかな……と、

自分の心の余裕のなさに驚きました。

 

 

北海道に比べれば

比べものにならないくらい少ししか見えない星空でも

毎日、頭の上には

無限に空が広がり、星が輝いていて。

 

そんな誰もが持っている心癒される風景を

見る余裕すらなかった自分に気付きました。

 

 

この本を読んでいると

あの日の、頭上に輝いていた小さな星たちのことを思い出しました。

 

そして、私のいる世界とは比べものにならないほど美しいだろう

トムラウシの木々や生き物の生命の輝きを

私も感じてみたいと思いました。

 

 

『言葉に対する感受性のようなものは、人それぞれ違う。

 環境によっても変わる。

 牛や、山や、森や、雪のこと。 

 ここで暮らす以上、敬意を払って言葉にすべきものがあるとあらためて感じる。』

 

 

この言葉は、

エッセイの中で宮下さんが書かれている言葉です。

 

こういう気持ちも手伝ってか

エッセイの中の言葉はとても美しくて

文字からでもトムラウシの自然を少し感じられる気がします。

 

 

そして、山崎賢人くん主演で映画化された

『羊と鋼の森』は

宮下さんがトムラウシにいた1年間で書かれた小説です。

 

主人公の故郷も

トムラウシの学校とよく似た設定で

故郷の自然について書かれている文章が

すごく美しくて

素敵です。

 

日本語って美しいんだ、と思いました。

 

エッセイを思い出しながら『羊と鋼の森』を読むと

『羊と鋼の森』の中では細かく書かれていない

主人公のバックボーンを想像でき

より楽しめる気がします。

 

 

『神さまたちの遊ぶ庭』を読んでから

『羊と鋼の森』を読まれると

また違った感覚で読めると思います。

 

 

ちなみに私は、今、『羊と鋼の森』を読んでいます♪

 

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