そしてある日私は、瞑想しているとダムの光景のビジョンが見えました。
これから迎える時代、自分の未来を見せられたと思います。「このままの状態で進んでいくとこうなる」という警告のようにも感じ取れました。
当時の私は儲け主義でしたからどんどん儲ければいいという考え方が強かったと思います。
ダムの中を覗くと私の財がたまっておりました。
そこには、私の愛する家族、家内や子供達もおり、その中で喜んで遊んでいるわけです。
ところが、ダムというのは、入ってくるものに見合った支えをしなければ、壊れてしまいます。水の圧に耐えられなくなるととれも危険ですし、崩壊してしまいます。
私が見たのは、そのダムの中に、私の欲という財が溜まっていくわけです。私は必至で支えようとしますが、溜まっていくスピードが早く支えが追いつきそうにもありません。今にでもダムが壊れる寸前の状況です。普通に考えれば貯める事をやめればいいわけですが、私の欲は止まる事なく、どんどん溜まる一方でした。
そうこうしていく内に、ほんのわずか、ダムにヒビが「ピッ」と入った瞬間でした。一気にそのダムは轟音とともに崩壊してしまったのです。一瞬に私の財産がダーッと流れ出、勿論家族も一緒に流されてしまいました。
私は必至で家族を探し続けましたが、何処にもおりません、私の財産も全てです。
「今までの状態で金儲け主義に走ると全て失うことになるぞ!」というまさに警告でした。瞑想の中での体験、出来事でしたが、このショックは隠せませんでした。
そこで、私はこうならない為には何か「道」という手段はあるのだろうか、という思いで、又、瞑想を続けるわけです。
「それがあるんですね!!」
その「道」とは「真理という壁で支えればいい」ということに気付かされました。
私の家族も大切ですし、財も大切なものです。この家族を守る為には「真理と物理のバランスの道」を行くしかないとその時決意をいたしました。
☆スタッフのひとことメッセージ☆
行動も経営もどの意識でするかにより変わってくるのですね。
真理と物理この2つはバランス とても重要ですね
今日の生命哲学日めくりカレンダー
製作:(株)ビーワン空
著者:株式会社環境保全研究所 故 西銘 生義氏