会社員でいるというのは、ある意味でとても安全なことかもしれない、と感じることがある。
それは、お給料などの待遇面での安心や保証もあるけれど、人間関係においても。
少なくとも、わたしの場合はそうだった。
会社で働いていたときは、人間関係にとても恵まれていたなぁと思う。
その頃からその自覚はあったのだけど、会社を辞めてからはさらに、そう思うようになった。
いざ会社という組織から離れて生活してみると、世の中にはこんなにも色々な人がいるのだと気づく。
同じ日本人で、同じくらいの年代で、同じような暮らしをしていても
自分とは考え方や価値観が全く違う人々が、存在している。
そういことに体験から気づくと、他の国の人に対しても
「この国の人は○○だ」と言い切ることは
とてもではないけど、しないようになる。
判断力がない、というのが自分の弱点だと長年思っていたのだけど
物事をすぐに判断しない、ということは
物事を本質的に見極めようとする故でもある、と捉えることもできる
周りを見渡すと、いかに多くの人が
一つの物事に対して、善悪や、ラベル付けを反射的にしているか、に驚かされる。
それでその人が幸せならそれでいいし、どうこう言うつもりはない。
ただ、わたしにとっては、
「すぐに決めつけないこと」が
心の豊かさに繋がる、と思っている
たぶん、今まで世界の色々な国地域で出会って来た
素敵だなぁ、こんな風に生きたいなぁと思う人たちも、そういう人ばかりだった。
逆のタイプの人たちに出会うことで得た、今日の気づき。