アラブのお菓子、バスブーサを作りました。
モロッコで買ったオレンジフラワーウオーター(料理用)で何か作りたいなーと思い
珍しく冷蔵庫にヨーグルトがあったので、久しぶりに作ってみました。
わたしは最初に知った名前がバスブーサなのでこれで覚えていますが、地域によってナムーラとかハリッサとか呼ばれることもあるようです。
作り方はとっても簡単。
①バターと砂糖をよく混ぜたらプレーンヨーグルトを加えてさらに混ぜる。セモリナ粉(細かい粒状のもの)とベーキングパウダーを加えて混ぜる。
②焼き型にタヒニ(中東でよく使う生ごまペースト)や植物油を薄く塗り、生地を流し込んだらナイフで切れ目を入れて、アーモンドをのせる。
③オーブンまたはオーブントースターで表面がきつね色になるまで30分程焼く。
④焼いている間にシロップを作る。小鍋に水、砂糖、オレンジフラワーウォーター少々を入れて火にかける。煮立ったら弱火で数分加熱する。
⑤生地が焼きあがったらオーブンから取り出す。熱いうちにシロップを全体に回しかけて生地にしみ込ませ、そのまま常温で冷まして完成。
セモリナ粉のつぶつぶ感が楽しく、食べ応えのあるひと口ケーキです。
材料がシンプルで、卵なしでも作れて、簡単でおいしいです。
オレンジフラワーウォーターがなければオレンジ果汁やレモン果汁でもいいですし、アニスやカルダモンなどのスパイスでシロップを香りづけするのもおすすめ。
今日はカルダモン風味にしてみました。
一晩置くと、シロップが生地になじんでしっとり。味もしっかりしておいしいです。
本場のレシピだとバターと砂糖の量がかなり多く、甘すぎて食べられないので、こんなかんじでカスタマイズしています。
砂糖 → 量を減らし、てんさい糖に置き換え
バター → 量を減らし、ギー+なたね油に置き換え
甘さを控えめにするとヨーグルトの酸味が際立って、レアチーズケーキのような爽やかな酸味が楽しめます。
甘さが足りない場合は、仕上げに表面にハチミツを塗るのもおすすめです。
自分好みの風味や甘さで作れるのが、手作りのいいところですね。