ティネリールを出て2時間半。
次に向かったのは、スコーラという町。
オアシスがきれいな、のんびりした田舎町だ。

ここでもまた、到着が夜になってしまった。

といっても、まだ8時を過ぎたばかり。

つい先ほど予約したばかりの宿へは歩いて10分ほどかかる。

この先はきっとお店がなくなるだろうから、夕食はこのあたり(中心部)で済ませておいた方が安心かも。

そう思って、小さなカフェ兼商店に入った。

店員の兄ちゃんは英語が話せないようだった。

何か軽く食べれるものは、ある?と聞くと、お茶を飲んでいたお客さんが通訳してくれた。

ルビアと、オムレツならできるよ。
値段は、君のために15DHにしてくれるって。

わお!爆笑

この時間からタジンを食べる気にはなれなかったし、ささっと食べて宿にチェックインして早めに休みたかったので、このくらいのボリュームはまさに理想。

プライスも文句なし!

じゃあ、それでお願いします


ルビアは白いんげん豆の煮込みで、大好きな一品。お味はマイルドスパイシー。

モロッコではまだ食べたことがなかったので、初本場のルビアにありつけてうれしい。

圧力鍋の中を覗くと、あと一人前分がちょうど残っている、というかんじだった。

ルビアとパンだけでもいいかなと思ったけど、せっかくなのでオムレツも頼んでみた。

作るところを見てもいい?と聞くと、快く厨房に入れてくれた。



予めカットしてあったトマト、スパイス、ピーマン、にんにくをフライパンに入れていく。

にんにくのおろし金は、コーン型。

フェズのお母さんも使ってたやつだ。



最後に溶き卵を回し入れて火を通したら、完成。

ハリッサを添えていただきます。


何日か前に砂漠で食べた、ベルベルオムレツ。

同じ料理でも、違う人が作ったものだったり、違う場所で食べるのも、おもしろい。

そして、作り手とのコミュニケーションがあったり

一から作るところを見た、ということは

やっぱりおいしさに繋がるなーと

また思うのでした。

ごちそうさま!ハムドゥリッラー!!