同じ風景を、同じカメラで撮っても、全く違う写真になるという、なんてことはない当たり前の体験。
その景色を見て、何を感じたのか。
何を伝えたいのか。
そのために、何に焦点を当てるか。
私は深く考えずにフィーリングで撮っていることが多いのですが、あとからその辺を分析してみると、面白いです。
ヨーガの練習は、何のため?
という問いには、色々な答えがあるけれど
私にとって、その一つは、
自分の心のレンズのフィルターの汚れや曇りを取り除いて、キレイにすること
汚れや曇り、というのは、
他人の意見だったり、偏見だったり、心の癖だったり。(これも『私にとって』ですが)
キレイになったレンズで、広い視野で世界を見て、そこで感じたことを、大切にしたいのです。
ヨガで行う色々なポーズは、普段の日常生活ではしない動きが多いですが、
そういう『非日常的なポーズ』をとることで、いろいろなことに気づくようになりました。
たとえば、海外旅行に行って、外から日本を見たときに初めて気づくことってありますよね。
「日本ってなんて安全で快適な国なんだろう!」とか
「日本のレストランでは必ずお冷やが出るけど、頼まないと出てこない文化もあるんだ〜」とか。
そんな感覚で、自分のことや、日常の出来事や考え事、悩み事なんかも、いつもと違う角度から見ることができるようになりました。
もっと言うと、広い視野で物事を見ることができるようになりました。
違うところに意識を向けるようになった、とも言えるかもしれません。
視野が広がり、意識の向け方が変わると、どうなるか?
私の場合は、こんな感じでした。
気分穏やか・安定
ちょっとやそっとのことでイライラしたり、動じなくなった
マイペース
周りの意見に無理に合わせようとすることは少なくなり、自分の感覚を大事にするようになった
ひらめき・アイディア・想像力
今までなら「こんなことできるわけない」と思うようなことも、自由に発想ができるようになった
ヨガを始める前と始めてからの自分の変化の中で、これはほんの一部で、他にも体の変化とかももちろんあるのですが
ヨガって面白いな〜って思うようになったのは、こういう自分の変化に気づくようになってからなので
自分の中で大事なエッセンスかなって思います。
写真の撮り方を変えて、違う世界を切り取ってみるように
いつもと違う方法で同じことをやってみる
これもヨーガの練習
2017年も、そんな日々の気づきを大切に。
色々な体験を深め、感受性を豊かに、
自分らしい言葉、自分らしい表現を探っていきたいと思います。
今年も皆さまにとって素晴らしい1年になりますように