よく「生徒は先生を選べる」などどいう言葉を聞きます。
もちろん学習塾の場合は、生徒側が塾を選ぶのであって、
同時に先生を選ぶことも兼ねています。
生徒に選ばれた先生は幸運ですが、
いつも選ばれない先生はこの先やっていけないですよね。
これが自由社会の厳しさであり、
学習塾も自由競争に勝つか負けるかの分岐点になるのではと感じます。
しかし、生徒側の都合ばかり聞いていたのでは、
学習塾経営は成り立ちません。
生徒側も学習塾や先生を選ぶ権利があるのと同時に、
学習塾側も生徒を選ぶ権利があって当然です。
つまり入塾したいとやって来た生徒が、
札付きの不良少年だったり、
あるいはその親御さんが反社会勢力だった場合、
皆さんはその生徒を受け入れますか?
長期で見れば何か問題でも起こされてしまってからでは遅すぎますし、
学習塾の評判を落としかねない事態に発展する場合もあり得ます。
また他人の紹介も断れない時が多々ありますよね。
でも意外とそのような事を引き受けたがために
大失敗をしてしまうケースが多いものです。
だからいくら生徒が獲得できない時代とはいえ、
学習塾側にも生徒を選ぶ権利があることを理解して
慎重に生徒募集をしましょう。
そして生徒に選ばれるような学習塾の先生を目指しましょう。