今回は漫画「ラブひな」より、神鳴流剣術の使い手、「青山素子」
さんです。
ラブひなは90年代末から2000年代はじめまで週刊少年マガ
ジンで掲載されたラブコメ漫画で、東京大学を目指す冴えない
主人公が女子寮に住むようになって、一緒に住んでいる女の子
達とバタバタゴトゴトと色々な事件に巻き込まれたり巻き込んだ
りするという愉快な物語です。この漫画を見てから自分も東京大
学を目指すんだ!と決意した読者達がいたとかいなかったとか。
この青山素子さんは諸事情があって実家の京都から女子寮の
「ひなた荘」に越してきて、そこから学校に通学していたみたい
です。
ずっと女子校通いだったのと、お姉さんに彼氏が出来たりした
のが理由なのか、男に対してアレルギー的な反応を見せたり、
ときには暴力を振るったり(主人公に)していた彼女ですが周り
の主人公や住人との交流、ならびに彼女自身の努力によって
作中でも一番成長したのではないかと思われます。実際作者
の「赤松健」先生も彼女が一番成長したのではないかと言って
るようです。
ちなみに今回描いたのは彼女がお姉さんとバトルをした際、愛刀
の「止水」を折ってしまって路頭に迷いそうになったときに主人公
のメイドになると決意したときの姿だった気がします。まぁこのツ
ンツンしている所とのギャップが彼女の可愛いところなんですが。
ラブひなは一言でいうとお祭り騒ぎのような漫画でしたね。
赤松先生もあれだけ登場キャラクターが多い中でキャラクター
達の個性を描き分けたのはすごいと思いました。連載が終わっ
たあと暫くはラブひなロスになってしまいましたね。これだけ連載
後の各キャラクターのその後が気になった漫画はなかなか無い
です。