4人の都合のいい人材 周りが見えていない | ロジカル自己啓発,自己啓発,自己開発,出世、時間、収入を得る

4人の都合のいい人材 周りが見えていない

4人の都合のいい人材

 今ここで4人のモデルを紹介します。この人たちの将来はいかがなものか。想像してみてください。

Aタイプ代表 哀川英吾(あいかわえいご 仮名 27)
Bタイプ代表 三島美衣(みしまみい 仮名 29)
Cタイプ代表 鹿田宏(しかだひろし 仮名 31)
Dタイプ代表 代田大二郎(だいだだいじろう 仮名 34)
以上の4人です。

A 周りが見えていない
まずAタイプの哀川英吾です。一言で表すとすれば、周りが見えないタイプといえるでしょう。
哀川さんは、人との付き合いを億劫(おっくう)と思ってしまうことが多くあります。また、人前にでるとこの億劫という思考が態度として表面に現れてしまって、オドオドとした態度になってしまうこともあります。
一方、自分の好きな分野については知識をつけ、自信を持っていますが、多くはオタク的な知識となってしまっているようです。自己満足と捉えられることもあります。「よく知っているね、ちょっと教えてよ」なんて言われると調子に乗ってきます。知っているかどうかは関心の高い点なので、逆に知らないと落ち込んでしまうこともあります。
それでは、実際の仕事上陥ってしまっている都合のいい現象もいくつかご紹介しましょう。
哀川さんは、非常に残業が多くなる傾向があります。何かに集中するととても長続きします。また、好きなことだと少々長くやっていても苦はないのかもしれません。しかし、それが成果としてはどうでしょう。
あるプロジェクトで業務分析フロー資料を作ることになったときのことです。そのプロジェクトは今複数の部署で報告を上げて最終的に報告をまとめている業務をシステムに乗せようというものです。報告は、最終的に経営会議に上げられるものであり、最近金額が間違っていたことがあったので、経営判断を誤り兼ねないとして、緊急性を持って対応すべきものでした。業務分析フローはさっさと作ってその後の企画を早く練る必要があります。
その仕事を哀川さんがやることになったのですが、予定していた日になってもでき上がる様子はありません。実は、哀川さんは、フローチャートのようなもので分析する仕事が好きだったようです。夢中になってやっている様子はあります。しかしいくら待っていてもでき上がりません。残業もかなり多くなってきています。その時リーダーだった三島さんがしびれを切らして内容を確認しました。すると、フローは25枚にもなっていました。さまざまなケースに合わせて作っていたようです。ある意味よく分析できています。しかしよく見ると、無駄が多すぎました。
量は多いのですが、所どころ誤りがありました。三島さんは自分のイメージと違い過ぎて哀川さんのことを怒ってしまいました。急ぐ必要もあったのですから当然といえば当然です。その仕事は最終的にはフロー4枚にまとまりました。
その4枚を作るのはとても速かったです。というのも、哀川さんは自分がやりたいことは一生懸命やっても少しでもそうでないと、全く力が入りません。結局三島さんの言った通りにやるだけでした。
さらに話は続きがあります。
4枚のフローの中に実は致命的なミスがありました。このまま業務を実装していくと金額がダブってしまうリスクが発生します。哀川さんは、そのことになんとなく気づいていたようです。わかりにくいのではありますが、25枚のフローではそのことが読み取れます。三島さんはそこまで詳しくは指示しなかったのでしょう。
問題は、哀川さんが、それが問題だということを周囲の人と共有できていなかったことでしょう。結局プロジェクトはそのまま進み、利用直前のテストの段階で発覚しました。この段階でわかったのでまだよかったとも言えます。私も同じようなことを何度かやってしまい、プロジェクト自身失敗の評価となることがありました。

陥っていませんか。Aタイプの現象を振り返ってみましょう。
・周りが見えていない
・人との交流に億劫さを感じる
・人前でオドオドしてしまうことがある
・知っていることで調子に乗る
・残業に追われているが成果が低い
・言われたままやる
・問題を共有できない
・悪いことを隠してしまう

一見一人の人が持ちうる特徴としては矛盾しているような点もあるのですが、それは感情の状態に起因します。後ほど説明しますが、ローな方向とハイな方向に思考あるいは行動が現れることがあります。あなたもこんな傾向があると思いましたでしょうか。
もちろん全く当てはまらないという人もいるでしょう。そういう人もこのような人がいるということを知ることが壁を突破するためにはとても大事です。それでは、B、C、Dそれぞれのタイプも見ていきましょう。