片岡愛之助丈は松竹座の七月大歌舞伎に配役されておらず、

歌舞伎座の團十郎襲名で歌舞伎十八番の「景清」と「助六」に

名を連ねている。上方の片岡仁左衛門丈の一座で無いのは、

楽屋入りする前に大河ドラマか半沢直樹の撮影をブッキング

しているからなのか? 松嶋屋一家が一堂に会した会見にて

仁左衛門丈が「愛之助は売れっ子だから」とツッ込んでたのは、

こんな風に形になって現れるのか?よって僕は愛之助ロスだ!

 

僕の希望は、コロナウィルスが無事に収束して、大阪松竹座の

七月大歌舞伎が幕を開けることだ。待ちに待った歌舞伎再開、

まるで戦時下の様な気分だ。片岡孝太郎丈も同じ思いだと思う。

 

そこで僕は思いを叶えるため、緊急事態宣言の戒厳令下にて、

DVD映像で松竹座七月大歌舞伎の演目をステイホーム鑑賞し、

歌舞伎の神に上演を願うことにする。「歌舞伎の神」は、いるんやで!

彼女も、そう言ってるから、間違いない!

 

僕が持っている映像で、今回の七月大歌舞伎夜の部が観られる。

①菊畑      2007年  4月歌舞伎座 錦之助襲名 富十郎 吉右衛門 

②団子売     2008年 2月博多座 愛之助 亀治郎

           2009年11月歌舞伎座 仁左衛門 孝太郎

③巷談宵宮雨  1981年 4月勘三郎(17代目) 芝翫(7代目) 吉右衛門

 

愛之助丈の「団子売」で、愛之助ロスを解消できるぜ!

 

「菊畑」では、劇中の襲名披露口上で、富十郎丈の言葉に感激した。

主役の虎蔵の錦之助丈は、柔らか味と凛々しさが見事だと思った。

劇評家の渡辺保氏がYoutube「新薄雪物語」の劇評で錦之助丈を

「この人はやっぱり左衛門(がニン)の人」とバッサリ切ったのが印象的だ。

  播磨屋一座の骨太役者だと僕は思うぞ!

 

「団子売」は、かつぎ屋台で団子を作り売りする夫婦を描いた風俗舞踊だ。

間違ってもナインティナイン岡村&矢部が演るような踊りでは無いぞ!

「愛之助丈&亀治郎丈」版と「仁左衛門丈&孝太郎丈」版を満喫したぜ!

 

愛之助夫婦は花道から屋台をかつぎ歩いて登場するのに対して、

 

仁左衛門夫婦は浅葱幕が開くと舞台中央に板付きだ。

 

亀治郎夫妻は、ふたりとも杵を持って交互に餅を突くのに対し、

 

孝太郎夫妻は、旦那が杵で突き、女房は手でこねる形で魅せる。

 

両夫婦とも、高速スピードでは無く、ゆるり三味線に乗って突くぞ!

 

「巷談宵宮雨」は、十七世中村勘三郎丈の芝居に驚愕し、腹の底から笑った。

播磨屋の「べりべり具合」と成駒屋の「女房っぷり」と三つ巴で素晴らしいぞ!

そして、今回に同作を掛ける八代目芝翫丈の気概に胸が熱くなってきた。

僕の想像だが、成駒屋は「中村屋と大和屋の兄貴に捧げる」という思いを

持っているのではないだろうかか?僕は十八代目中村勘三郎丈の「竜達」と

十代目坂東三津五郎丈の「太十」で観たいと思った。「太十」を勤めるのが、

三津五郎丈のあたかも弟分である尾上松緑丈であるから、感慨深いのだ。

 

こうして松竹座七月大歌舞伎の夜の部を、手持ちの映像で通し観劇して、

感激しまくった勢いで、上演実現を祈願しようと居ても立ってもいられなくなった。

 

そこで尾上右近丈のラジオ番組「カブキ・チューン」にお便りする事にした。

 

外郎童 50歳 愛知県

初めてお便りします。大阪松竹座の七月大歌舞伎を観に
出かけたいと思っていますが、この状況下、無事に幕が
開くかが心配です。松嶋屋親子の舞踊「団子売」を特に
楽しみにしています。そこでお願いですが、「団子売」の
音楽を掛けて、七月開幕を祈願して頂けないでしょうか?

 

WEBの番組サイトで上記のように、速攻で送信した。

そして、尾上松緑のブログをのぞいてみたら、衝撃の報告が載っていた。

 

七月松竹座大歌舞伎上演中止

 

……残念である。映像で夜の部をリモート・フューチャー観劇したのは僕だけだとも

思ったので、コロナ騒動で記憶に刻みつく出来事になるのは、間違いないだろう。

 

衝撃は続き、真夜中に目が覚めた。時刻を確認しようとトランジスタラジオを点けた。

NHKラジオ深夜便の放送具合で時間を測り見るのだ。ちょうど1時の時報だった。

CBCラジオにチューンを変えると、ナインティナイン岡村隆史が失言に謝罪していた。

途中で相方の矢部浩之が登場し、手厳しい「公開説教」が始まり、聞き入ったが寝入った。

 

歌舞伎のラジオで手厳しい発言として印象に残っているのは、播磨屋の若手花形の

中村歌昇丈の言葉。中村隼人丈がパーソナリティを勤める「邦楽ジョッキー」でだ。

 

そんな意識じゃメシ喰えないよ!

 隼人丈はタジタジだったぞ、と思う。

 

 

ナイナイのオールナイトニッポン(奇しくも)に戻るが、矢部さんは岡村さんに、しきりに

「五十手前の男が…」と説教していた。48歳の愛之助丈は、バリバリ五十前である。

そこで思い至ったのが、愛之助丈が50歳になる前にやっておくべきことは何か?である。

 

歌舞伎を中心に、ミュージカルからコメディまで幅広くこなし、ドラマは大河に半沢だし、

BSテレビで「歴史捜査」でMCだし、語りのCDまで出している。やってないのは何か?

 

ラジオパーソナリティだ!

ラジオドラマ「半沢直樹」には出演したけどね!

 

尾上右近丈のNHK-FM「カブキチューン」が、来年3月末で、まる3年を迎えるので、

右近丈は期間満了で勇退いただき、2021年4月から49歳で始めて欲しいのは…

 

片岡愛之助のカブキチューン

右近丈、「団子売」をリクエストしてスグの、この狼藉をお許し下さい。

もしくは、愛之助丈をカブキチューンのゲストに呼んで下さい。頼んます!

さて、令和2年目の最初のブログ、ここらで筆を置くこととする。アデュー!