直 助 :中 車
直 助 :中 車
宅 悦 :彌十郎
直 助 :彌十郎
宅 悦 :中 車
【全公演】残暑見舞いご挨拶(上演前):愛之助
愛之助丈は正装で「とざいと~ざい」と、観客に毎回、あいさつする。
その後、伊右衛門の扮装に迅速に取り掛かり、極めて涼しげに舞台に上がる。
つまり、京都南座・九月花形歌舞伎は、直助と宅悦を魅せる四谷怪談として、
市川中車丈に大奮闘してもらうという「隠し味」を込めるべきなのである。
愛之助丈贔屓の婦女子は「ラブリン、東と西で、どう違うのかしらん?」と
東西を一回ずつは観てくれるはずだ。中村屋贔屓もそうだろう。だがしかし、
四谷在住の夫婦は、いささかツンデレで、そうは問屋が卸さぬのが、京の商い。
Me:なるほど、よく分かった。市川中車丈の「第一回 緑の顔見世」だね。
I :そうだ。おっと、師走吉例顔見世につなげるのを忘れるところだった。
素直に愛之助・七之助・中車の「冬の大三角形」で、寒々しい冬を描こう。
昼の部、序幕で宇野信夫作・演出の「吹雪峠」を三人で掛けるのが良い。
【東版】
直 吉 :愛之助
おえん :七之助
助 蔵 :中 車
【西版】
直 吉 :中 車
おえん :七之助
助 蔵 :愛之助
もちろん、愛之助丈の年始ご挨拶は、鬼が笑うから、絶対してはならないぞ。
Me:なるほど、よく分かった。では夜の部の序幕は、どうするのさ。
I :松竹制作陣の心の動きを考えろ!六月歌舞伎座で仁左衛門丈の「封印切」、
十月に演目発表はまだだが御園座で何かしら観るだろ、すると心は自然に、
恋飛脚大和往来「封印切」を掛けたくなる。いや、観客は観たくなる。コレだ。
【東版】
忠兵衛 :仁左衛門
梅 川 :雀右衛門
孫右衛門 : 梅 玉
【西版】
忠兵衛 : 梅 玉
梅 川 :孝 太 郎
孫右衛門 :仁左衛門
御園座は錦秋吉例顔見世でコレは出さない。季節感を鑑みる制作陣だからだ。
南座は季節感と地元感を重視する。ゆえに昨年は新口村を坂田藤十郎丈親子、
忠兵衛 :藤 十 郎
梅 川 : 扇 雀
孫右衛門 :雁 治 郎
…で出したばかりだが、昼の部の切。来冬は夜の部の序幕ゆえ、体温が違う。
Me:なるほど、よく分かった。御園座と南座はスゴイと、君は言いたいのだな?
I :やっと分かったか。しかし書きくだびれた。FMではXの「紅」のライブ版が
流れており、僕は大音量で聴いて泣きたい。歌舞伎は明日の朝に描こう!
妻を起こす時間だ。ここで筆を置くことにする。では愛之助丈!また明日…
しかし僕もしつこいが、四谷怪談との決着は平成のうちに、てな訳で、
今朝は二本、書くことを約束し、もう少し四谷怪談について、書こう。
現段階で発表の九月花形歌舞伎は、配役が少し残念なのだ。僕にはだが。
大人の事情でそうなのろうが、僕が望むのは以下のキャスティングなのだ。
伊右衛門:愛之助
お 岩 :菊之助
与 茂 七 :菊之助
小 平 : 菊之助
直 助 : 中 車
こうである。尾上菊之助丈は、岳父・中村吉右衛門丈の「秀山祭」で九月は
歌舞伎座に出勤するのが愛娘・瓔子さんとの結婚後の通例とされる故に、
実現できぬ座組だ。僕は愛之助丈と七之助丈の組合せは、疑問に思うのだ。
いや、むしろ愛之助丈が役割を自身で捉えている「歌舞伎の発信」には、
僕のキャスティングの方が有利に働くはずだ。この三人を眺めると、判るよね?
そうです。『半沢直樹』と『下町ロケット』です。同じTBS系列「日曜劇場」です。
原作者:池井戸潤
脚 本 :八津弘幸
演 出 :福澤克雄
…の三つ巴で挑んだ現代ドラマの傑作!そこに梨園の役者が侵入した罠で、
ドラマファンを歌舞伎にゴッソリ捕まえてくる趣向にすべきなのです。でも秀山祭。
フジ(中村屋)、日テレ(海老蔵)、BSフジ(愛之助)、BS朝日(菊之助)と揃った、
歌舞伎役者密着連続ドキュメント番組に、地上波TBSにも果敢に参戦して頂き、
襲名時に地上波NHKが一度きり過程を捉えられた中車丈を、カメラで捉える
内容に仕上げて、香川照之と市川中車はTBSが「い・た・だ・き~!」にしよう。
もうひとつ言おう。そもそもこの企画は、八月納涼で演るべき四谷怪談をだね、
無理くり九月にもってくるのが間違っている。「四」を二倍にすると「八」だよね。
つまり、鶴屋南北の四谷怪談を南番と北番の二倍(ダブルキャスト)で演る、
それが、大南北とお岩様が浮かばれる演り方なのは、誰の目から見ても明白だ。
【南番】
伊右衛門:獅 童
お 岩 :七之助
与 茂 七 :七之助
小 平 : 七之助
直 助 : 勘九郎
【北番】
伊右衛門:七之助
お 岩 :勘九郎
与 茂 七 :勘九郎
小 平 : 勘九郎
直 助 : 獅 童
…こうするのが、望ましい。何やら尊大めいだ書き方になってるが、理由がある。
僕が最も好きな四谷怪談は、大衆演劇の松井誠丈が手掛けた「新・四谷怪談」だ。
伊右衛門:松井誠
お 岩 :松井誠
2006年8月東京・明治座で、歌舞伎座納涼夜の部「南総里見八犬伝」を
向こうにまわし、伊右衛門とお岩の両方を同じ舞台で演っちゃう役者が居るのだ。
大歌舞伎で伊右衛門とお岩を同時に演じ分ける未来は来るだろうか?
さてはて、そんな未来は、必要あるのだろうか?それを考えるのが、歌舞伎である。
【歌舞伎座・八月納涼歌舞伎】
伊右衛門 :幸四郎
お 岩 :勘九郎
与 茂 七 :勘九郎
小 平 :勘九郎
直 助 :巳之助
宅 悦 :八島智人
十八代目勘三郎丈の初演を、その息子世代で再演することを基本にする。
そして中村屋の完成形の納涼版から、直助を、やはり息子の巳之助に配する。
既に発表されたが、10・11月の新橋演舞場スーパー歌舞伎Ⅱ「オグリ」で、
中村隼人丈が大抜擢されてるから、同じ「NARUTO」の巳之助は納涼で、だ。
伊右衛門:愛之助
お 岩 :七之助
与 茂 七 :七之助
小 平 :七之助
直 助 :中 車
宅 悦 :彌十郎
Me:なるほど、納涼ありきの南座で、南座がラインナップ先出ししてるだけで、
片岡愛之助丈の主演公演では無く、中村七之助丈が主役の公演なのですね。
愛之助丈はバイプレイヤーだ!
https://www.youtube.com/watch?v=rxjKJ_2T9DY(※ヒトリノケンカイノセカイ)





