僕の頭脳警察のバディに今月初で登場いただくとしよう。PANTAでは無く。
東海道四谷怪談を観るか否か、心の中で再び会談する。「Me」と「I」が。
「Me」とは君が知る「You know me」の「Me」。余所行きの顔さ。
「I」とは自分が知る「I know myself」の「I」。仮面の奥の顔さ。
Me:十連休ゆっくり休んだ後で、東海道四谷怪談とは、チミもしつこいね。
I :東海道四谷怪談と銘打つからには、京都の興行のみでは、起点だけだ。
Me:ならば終点が在ればいいのか?翌十月に御園座で掛けろと騒ぐのか?
もしくは十月国立劇場で高麗屋に、四年ぶりの再演を望むのか?
白鸚丈はミュージカル「ラ・マンチャの男」で、帝国劇場に出勤中だぞ。
I :四谷怪談を秋に掛けると、千秋楽を迎えられない。季節感無視はご法度だ。
高麗屋は、背筋も凍る冬に敢えて掛けたから、無事に年越しが出来たのだ。
四谷怪談は「夏の大三角形」を星座群を、打ち出した客に見せ付けるもの。
Me:だから何だ?夏に誰かが自身の会か何かで掛けやがれと、騒きたいのかな?
I :ボキを「騒ぎたい騒ぎたい」と騒々しくするなよ。基本の「キ」に戻ろう。
収拾が付かない。基本に戻る為、今回の論点の起点を十八代目中村勘三郎丈とする。
宅悦を笹野高史さんが勤めているところに、東海道四谷怪談の凄みがある、と思う。
十八代目中村勘三郎丈は、父君・十七世勘三郎丈が当たり役とした「お岩」を
ご自身の手で進化させようとされた、と僕は思う。その出発点は、大阪・中座だ。
その後、歌舞伎座⇒コクーン⇒納涼の定番⇒様々な座組での進化、と駒を進めた。
Me:わかった、起点が大阪⇒終点が東京だから、「北番/南番」の逆説の理論で、
逆にして、起点を東京⇒終点を京都にすれば、具合が良さそうだ。
I :やっとわかっだようだ。基本の「キ」に戻って、初演的な中座を再演する。
もちろん、四谷怪談の巣窟、歌舞伎座の八月納涼歌舞伎の夜、第三部でだ。
Me:お岩&伊右衛門夫婦は配役の想像がつく。しかし、直助と宅悦は判らない。
I :やはりチミは甘い。海老蔵におネツで甘海老の喰い過ぎの成れの果てだね。
二日前の「愛之助の休日」で食した「甘海老と筍のオイルパスタ」を再演。
I :えェィ面倒くせェ!脂っこいこと、この上ねェ!配役を書いてやる。
【歌舞伎座・八月納涼歌舞伎】
伊右衛門 :幸四郎
お 岩 :勘九郎
与 茂 七 :勘九郎
小 平 :勘九郎
直 助 :巳之助
宅 悦 :八島智人
十八代目勘三郎丈の初演を、その息子世代で再演することを基本にする。
そして中村屋の完成形の納涼版から、直助を、やはり息子の巳之助に配する。
既に発表されたが、10・11月の新橋演舞場スーパー歌舞伎Ⅱ「オグリ」で、
中村隼人丈が大抜擢されてるから、同じ「NARUTO」の巳之助は納涼で、だ。
Me:しかし宅悦に八島智人とは…。なるほど、コクーンの要素も混ぜる趣向だね。
I :十八代目の遺志を貫き通す為、六代目勘九郎が立ち上げた企画と思えるのだ。
Me:なるほど、そうだ九月・南座花形歌舞伎の予想配役も、改めて書いておこう。
【南座・九月花形歌舞伎】
伊右衛門:愛之助
お 岩 :七之助
与 茂 七 :七之助
小 平 :七之助
直 助 :中 車
宅 悦 :彌十郎
Me:なるほど、納涼ありきの南座で、南座がラインナップ先出ししてるだけで、
片岡愛之助丈の主演公演では無く、中村七之助丈が主役の公演なのですね。
愛之助丈はバイプレイヤーだ!





