4月16日、御園座陽春花形歌舞伎「南総里見八犬伝」を観た。
参加型歌舞伎で実に楽しかった。つまり大向こうを演ってきた。
役者が登場するタイミングが判らず、とまどいながらではあったが
幕切れの「成駒屋!音羽屋!松嶋屋!萬屋!加賀屋!」まで
とにかく掛けまくって、物語よりも大向こうに夢中になったのである。
やはり芝翫丈が大きかった。松緑丈は立ち回りがキレっキレだし、
彦三郎丈はビリビリクラッシュメンだし、橘屋はコメディアンだし、
親も年だし、愛之助丈しかいないしってば、結局は愛之助丈だし。
赤岩一角が特に良かった。ドスの利いた声がズッシリ響いてきた。
悪そうな匂いプンプンで、中条きよしサンみたく色っぽくて素敵だ。
幕間に頂いた「鰻うおか富士 御園座限定うなぎ弁当」が旨かった。
TVドキュメントで愛之助丈が楽屋で鰻を喰らってるのを凝視して、
早く食べたいなと募らせてたが、今年初のウナギを実に堪能した。
幕となり、御園座レッドを横目に階段を降り、春風に身をさらすと、
「片岡愛之助丈 江」と染め抜かれた幟(のぼり)が春風に揺れてた。
贈呈主企業が「松本」と冠するのが笑えた。「高麗屋かいっ!」って。
やはり片岡愛之助丈は、今回は片岡信乃助丈であり、近いうち
NHK「ためしてガッテン」から「しのすけ」枠でお呼びがかかるはずだ。
とどのつまり、愛之助丈は「うなぎ昇り」状態の真っ只中なのである!


