おあいにくさまの雨で散歩にゆけず、

晴耕雨読ならぬ晴歩雨書で鍵盤弾きの朝。

 

Andrewが雨街交差点と題する演奏会の告知を、

関わる画面でできるはずかポシャったので、

肩すかしを喰らった勢いで、雨唄を書き換えた。

 

雨唄は「さみしがりやの言葉達」

もともと違和感を感じた部分があった。

①「さみしがり屋の言葉達」が出てこない。

②「冷めた紅茶に口をつけて」は、いささか陳腐。

  もと給仕職の自分は、紅茶に冷めてもらいたくは無い。

 

外郎童筆「うれしがりやの言葉達」

西洋美術史研究を志し大学勤めをした友人が自らを断ち、

自分は何かできなかっただろうか?と悔う思いを唄にした。

 

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雨は横殴り 脇腹を撫でることも無く

嬉しがり屋の言葉達  小耳を触る

浅はかな世界で雨宿りして

干からびた斜塔で頂上を目指そうとするけど

 

アメとムチの使い分けなど

術も無いし知らないし

忘れかけてた油絵の匂い

ただそれだけで天井画が描けるの


雨は容赦無く髪型を壊す卑怯者

髪結の君は売れっ子で触わるのは無理ね

干ばつの荒野にお似合いかもと

濡髪ものともせず頂点を目論んでみたけど

 

Amaging-Graceの音(ね)が

後ろ髪を引くせいで

忘れたくない宗教画それが

私の核(コア)に降り注ぐ雨模様

 

だけど筆はツムジを曲げる

色が精彩を欠くから

眠りに就けば絵の具達きっと

キャンバス深く忍び込むかしら

 

注ぐ紅茶は透き通ってて

うねる茶葉達まるで私の様ね

沈むから

 

雨を待って私は筆を

水に潜らせてみたけど

閉じ込めてきたモチーフの種が芽吹くのだけは防げやしないの

 

曇り空が視界をずらす

ガラス越しスロウ・ビーツ

聞き耳立てる影法師、彼は私の背後で膝を揺らすだろう

 

雨は恵みだわ

雨は恵みだわ

雨は恵みだわ

恵みだ恵みダメぐみだ

自殺ダメ

 

https://www.youtube.com/watch?v=ygZEfclUy8o