歌舞伎役者・中村壱太郎がラジオ番組で歌手・綾戸智恵と話すのを楽しく聴いた。
彼の行儀良い進行ぶりと彼女の「大阪のオカン」は良き塩梅で実に心地良かった。

驚いたのは彼の祖父・坂田藤十郎丈(当時・中村雁治郎)が隣の楽屋から響き渡る
女性の声を聴き、「あのうるさい大阪弁の女は誰や?」と反応し、長男の中村翫雀
(当時・中村智太郎、壱太郎の父)に関西弁のしゃべくりを仕込む様、頼んだ事、だ。


更に驚いたのは、隣の楽屋で綾戸智恵を招いていたのが澤村藤十郎丈という事。


僕は某・歌舞伎一座の座長から「君は藤十郎みたいな顔をしとるな」と言われた。
約10年前の話ゆえ、右では無く左と念押しする。容姿に関して最高の賛辞である。
座長から松竹の歌舞伎役者の名を聞いたのは、紀伊国屋の他は一人だけである。
いわく「菊五郎なんか、いいと思ったことは一度も無い」。彼がそう言うのは合点。

さらに主宰から聞いたのは一人だけ。「勘九郎は天才だ」と言った。僕は、勘九郎が
(※十八代目中村勘三郎)が天才かどうか?は判らないが、天才だと信ずる主宰が
「天才だ」という故、歌舞伎役者で天才は?と問われたら「勘三郎」と答えている。

病から復帰したばかりの藤十郎丈のゲストトークを岐阜辺りで観た事だけが、
僕の紀伊国屋ナマ体験である。もちろん「蘭蝶」はじめ兄君は嬉々と拝見したが


藤十郎丈と綾戸智恵が何の話をするかの方が、雁治郎とよりも断然に気になる☆
http://www.youtube.com/watch?v=FdLzyqlpjQ8