中村勘三郎様、はじめまして
片岡浩司と申します。忠臣蔵
Bプロを初日に観て、特に五段目に
感動しました。桜席下手に居たので、
勘三郎丈が傘をかざした幕開きに、
下手の松の木から大きな蠅か蜂が
舞台袖へと飛び立つのを見ました。
父君が観にいらしたのではないでしょうか。

以上、中村勘三郎丈宛に書いたファンレターです。僕がこの目で確かに
見たことを告げたいため、絵葉書に簡潔に書いて本日、投函しました。
トップの絵は、絵葉書の絵面に載った、歌川広重の「浅草金龍山」です。

勘三郎丈は、父・十七代目中村勘三郎丈が天に召されたとき、通夜か何
かの席で蠅の飛来になぞらえ、父君が来たとの著述を随筆の中でしてい
ます。故に失礼に当たる内容ではないと判断して、伝える事にしました。

上部の写真は、僕の亡母が蜂に姿を変えて会いに来てくれている証拠です☆


ありがとうございます。私事ですが僕は母を見送っており、蜂に姿を変
えて見守ってくれていると思うことが何度もあります。子を思う親が天
から見守る気持ちが、昆虫の飛来など何かの自然現象の力を得て表現
されることは、普通に在ることだと思います。とくに父親そして歌舞伎
の諸先輩に気持ちを向けている勘三郎丈なら、なおさらだと思います☆

ありがとうございます。僕は新生活に際して、健康を保つために蜂の力
を借りて蜂蜜を採り入れようと考えています。蜂の飛来のひとつの例と
して、9月に相方と石垣島旅行した時に、僕の指先で戯れていった蜂の
写真を添えて置きます。もちろん刺されることなく仲良くしましたよ☆