麻薬栽培と吸入の加勢氏はどうでもいいとして、出演中の中部日本放送
の局制作ドラマ「キッパリ!」打ち切りは名古屋の恥。代役で強行するか
脚本書き変えるかして、幕が空いたら最後まで演り通せよ演劇人ならば。

麻薬の代役として、いしだ壱成氏の時の、名前が出てこないが田畑智子
さんの弟役でNHK朝ドラマで活躍した彼が居るし、そして何よりも、
二男の悪さで舞台降板した三田佳子さんの代役として、片岡仁左衛門丈
の二女、片岡京子嬢が大役を立派に勤めた好例があるだろう。ドラマを
心待ちにしている視聴者や、主演の奥山佳恵さんはじめ出演者の面々、
スタッフさんに至るまで、どんな思いでいるかと思うと、胸が痛むのだ。

この責任の取り方はどうなのか?真っ当な社会をつくるための良策か☆

憤りから急ぎ足で書いた故、事情を知らずの稚拙な言及かもしれないが、
全てのテレビ番組は視聴者の為に存在するので、「キッパリ!」をどん
な形にせよ放送すべきだとやはり思う。撮影が終わったばかりの撮り直
しは役者が揃わないだろうし、経費の問題も当然あるので、代役による
再撮影は不可能なのだろう。また、スポンサーに対する事情が大きく、
不祥事を犯した俳優が出演したドラマを放送することで、出資した企業
が采配を誤ったという印象を掻き立ててはならないのだろう。だけれど
ドラマを楽しみに、ささやかな勇気のようなものにしている視聴者さん
はたくさん居て、僕は原作を読んだのみの立場だが、どんな形にせよ、
たとえ時期が遅れても、ドラマを放送し続けるべきだと思うのである。

大胆な物言いを、敢えてする。僕に権力があるならば、加勢大周容疑者
以外の「キッパリ!」出演者を全て配役し、加勢役はオーディションで
決定し、収録した通りの脚本で再撮影を決行する。ただし、その現場で
別カメラをまわし、すべての役者、スタッフ、スポンサーが如何に苦労
したかをドキュメンタリー番組として制作し、ゴールデンタイムで放映
する。麻薬に手を染めることが、いかに人に迷惑をかけて、余分な労力
を使い、世の中を引っ掻き回すのかを、不祥事を犯した本人だけでなく
全ての人に伝えるべきだと思う。バラエティ番組でよく「NG特集」な
る趣向があるけど、この不祥事こそ、ある意味、究極の「NG」なので
はないか。ノー・グッドなら、グッドにする過程を正々堂々と見せるの
もひとつの手段ではないだろうか。「キッパリ!」全てを、やり遂げるべきだ☆

まずは視聴者の皆さま、コメントありがとうございます。素直で素敵な
セリフを楽しめそうな、新婚の僕たちこそ観なきゃならないドラマかと。
的場浩司さんの演技を想像すると、微笑ましい雰囲気なのだろうなぁと。

それはさておき麻薬だ。加勢さんは麻薬に何を求めていたのかと考えて
も、報道やワイドショウは見たくないし興味もないし、何故か?と頭を
ひねっても彼本人にしか判らないことだ。ただ快楽を求めたのだと仮定
する。その快楽を求める方法が麻薬吸入で、それは法に反する事だった。

しかし「快楽を求めること」は、すべての人間がする。いい例として、
オリンピック水泳の北島康介選手は「気持ちイイ、チョ~気持ちイイ!」
と叫んだが、その快楽のようなものは達成感などによるもので、その裏
に凄まじいほどの努力があってこそだ。また舞台役者や音楽家が満員の
観客の前で表現をするのは、同じ空気を共有して魂を震わせているのだ
などと感じられてきて、涙を流すことすらあるほどの「快楽」だろう。

ただ加勢さんが今回求めた「快楽」は、その類いでは無かった。僕は彼
が出演した2001年の舞台「欲望という名の電車」を観たが、柔らか味の
中に芯のある、いい俳優さんだと思った。その後、舞台で観たことは無
かったし、意識して映像で見ることも無かったので、どんな活動をされ
ていたのか知らないが、商業演劇のポスターに顔を連ねているのを見か
けて、舞台俳優として手堅い存在になればいいなと思った。演歌歌手さ
んの座長公演等に出て、ご婦人方の人気を集める華もあるはずだからだ。

麻薬に手を染めた事は法に反する。その被害は大きく、怒る人、悲しむ
人、笑う人、さげずむ人、様々だろう。しかし加勢さんがやったことは
「己れの快楽を求めただけ」だと、くどいようだが言う。考えてほしい。


僕たちは、何に快楽を求めて、快楽を得るために、何をしているのか?


例えば、クラスメイトを手ひどくイジめて、怖れ震える小さな存在を見
下げて不気味に笑い飛ばすことに「快楽」を見出す小学生が居たとした
ら、それは極悪非道だ。また、妻に暴力をふるい、部屋の一角に追い詰
めて罵声を投げ飛ばして「快楽」をむさぼる夫が居たとしたら、それも
極悪非道だ。法の網をくぐり抜けてクリックひとつで巨額の富を得て、
世界の主になったような「快楽」を疑似体験する輩が居たなら、それも
首をひねってしまうかもしれない。書きだすとキリがないので止める。


だから報道に望む。何が快楽で、快楽のために人間は何をしているのか。
そのことを、しっかり見つめてほしい。もはや加勢さん個人の問題では
ない。かなり乱文乱筆で恐縮だが、こんな駄文を書いている僕個人の今
は快楽ではないが、脳内でアドレナリンが分泌されていることも確かだ☆

ありがとうございます。僕はドラマの内容を観て知っていないので、イ
メージの保持まで考えが及んでいませんでした。いちど始まったドラマ
をどう完結させるかを第一に考えていることと、急病による降番などの
ために代役の出番がある舞台演劇とくに歌舞伎の愛好家であることが、
考えの根底にあります。名古屋CBCが加勢容疑者に損害賠償を請求す
る可能性があるという報道まであり、簡単に語れる問題ではありません。

しかし、一度開いた幕は途中で閉めてはいけないと思います。不謹慎で
すが、三谷幸喜さんが脚本を書いた、東京サンシャインボーイズの芝居
「ショウ・マスト・ゴー・オン」を観てみたいと心がささやくのです☆

ご質問ありがとうございました。回答します。名古屋にこだわっている
のではなく、CBCとだけ書いても何処のテレビ局を指すのか分からな
い方が居るといけないと判断し、あえてCBCの前に「名古屋」と付け
ました。この質問により、全国の方により判りやすくすべきだと「中部
日本放送」いう略称無しの放送局名に冒頭の日記部分を変更致しました。

また危惧するのは、CBCという略称では、様々な人が様々な内容に捉
え違えるかしれないことです。例えば「MSG」ならば「マディソン・
スクエア・ガーデン」もあれば「マイケル・シェンカー・グループ」も
ありますし、「マじ、スげぇ、ガンモ喰いてぇ…」(by ソフトバンクの
お父さん犬)と捉えることもあるでしょう。まず居ないとは思いますが、
CBCを「ちゅ~ぼ~、ばっかり、ちゅ~もく」の「U-15」好みの
捉え方をされる方が、万がイチ居らしたら、内容が違ってきますよね☆

また、大阪局制作だったら興味もないんでしょどうせ、との指摘ですが、
どこの局が、どの制作会社が、どこの国の如何なる機関だろうが、申し
上げることに変わりはありません。よって指摘は全くの見当違いかと☆

コメントありがとうございます。撮影が終了したドラマだからといって、
覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反で現行犯逮捕された容疑者が出演
した作品を放送するのは、社会道義的に許されることではありません。
しかし放映続行を望む視聴者が存在することを考えると、再撮影の代償
が大きくても、視聴者のために全力を尽くすことが放送局の使命と期待
して「加勢大周代役で演れ放送局」という題にしました(一部変更あり)。

別な例えで言えば、お出しした料理に髪の毛が入っていたならば、調理
した料理人は即座に作り直して無償で提供し、謝罪をすると思います☆