根津美術館、サントリー美術館等を手掛ける建築家、隈研吾の戦略とは
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歌舞伎座立て直しに参加する建築家が今夜のテレビ「カンブリア宮殿」に出る
ゆえ、見張る気持ちで観るが、目を見張る事になるだろうか。件の隈研吾氏の
建築を見ぬと判らないので、僕の地元・愛知県での近作をウェブで観てみた。
檜材による千鳥格子がビルをスッポリ覆っている造りで、あぁ近代建築ね、と
怖ろしい心地になった。歌舞伎座の建築は歌舞伎として観たいのが僕の考え。

歌舞伎座に行く人のいくらかは、最寄りの地下鉄東銀座駅から行くので、地下
から地上に出て歌舞伎座を見る。つまり、見上げる。故に、歌舞伎座は見上げる
存在で居て欲しい。横切る人も、思わず見上げてしまう様な、外観を切に望む。

そして歌舞伎の趣向を盛り込んで欲しい。これまでの歌舞伎座では、十一月の
顔見世に櫓が出るくらいが季節の風物詩的な装いであったと思うが、今後は、
思い切って「まねき上げ」を出す、しかも毎月に出してしまう位にしても良い
と思う。仕来たり云々を気にしなければ。さらに正面上部に、狂言の絵看板を
出して欲しい。役者名に芝居画、中に入らずとも外から見るだけで、歌舞伎☆
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