麻央 長女と極秘退院…行き先は実家?
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市川海老蔵丈の義姉・小林麻耶さんが、誕生した姪の麗禾(れいか)さんを美人と
伝えている事を嬉しく思う。昨朝にTV報道で名前にある「禾」が「稲いね」を意味
するとして、実り多く育つことを願っているのではと伝えていた。僕は感動した。

海老蔵丈は「禾=稲」に、「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」の自戒をも込め
愛娘に思いを託したのではと僕は思う。頭を垂れる、つまり「頭が下がる」ことを、
自然に身に備えている役者が、海老蔵丈の仲間として存在する。尾上菊之助丈だ。

菊之助丈は、2005年7月にシェイクスピア戯曲「十二夜」を歌舞伎化した新作歌舞伎
を初演した際、手を差し伸べて下さった演出家の蜷川幸雄氏から授かった感動を
「嬉しいというよりも、頭が下がり、胸を討たれました」と吐露した。頭が下がる事
が自然にできるというより、常に謙虚であり、人への感謝を持ち続けているのだ。
http://www.kabuki-za.co.jp/info/news/05/0428/

海老蔵丈は菊之助丈という同志をもち、その長所をよく知り、今回の不祥事に対し
友を見習って謙虚になろうと心に誓ったのだ。その思いを、子宝として誕生した娘
にも託し、自戒を込めて自らも生まれ変わろうとしているのだ。日々懸命に舞台や
稽古を勤め、帰宅して愛娘の寝顔を見るとき「自分は謙虚で居られているか?」と
自らを戒め続けるのだ。新しい生命への責任を引き受けるとき、男は変わるのだ。


さらに名前に込めた他の思いもある。麗禾の「麗」は「麗しさ」で、歌舞伎でいうと
女形の魅力だ。海老蔵丈は、江戸歌舞伎の市川團十郎を目指して、日々、精進する。
成田屋宗家として目指すのは「荒事」、つまり荒々しい男を表現する歌舞伎様式。
自分は「荒事」を追求する。歌舞伎の麗しさは女房と娘に託す。だから「麗」なのだ。

加えて、麗しさは、女房役者の女形役者に託している。その相手は尾上菊之助丈だ。

市川海老蔵丈は、名古屋・御園座にて「勧進帳」で父君の弁慶に対峙する富樫を
勤めた際の取材で、「(遥か先に)仁左衛門、玉三郎、勘九郎(当時)のお兄さん方
が居る。そして俺には、菊之助が居る」と語った。二人が組むと歌舞伎が変わる。

この日記は、海老蔵さんを餌にして、尾上菊之助丈への思いを釣り上げたものです。
尾上菊之助丈、34歳の誕生日おめでとうございます。ますますのご活躍を期待します☆