新文芸坐での初の無声映画鑑賞会。
第698回無声映画鑑賞会
【没後六〇年 溝口健二】
無事に終了致しました。
師匠の骨折で『瀧の白糸』の代役は
片岡一郎弁士が務めました。
私はこの公演の台本を
書く予定で空けてあった日に
師匠の代役で金沢へ飛び、
帰京してさぁ書くぞと思った日に
今度は父親の病院に付き添う事になり…
青色吐息(通常運転?!)で
本番当日出番間際まで台本と格闘。
溝口健二監督、現存する最古の作品
『ふるさとの歌』を担当致しました。

1925年作品 染色 50分 35㎜
英語字幕付きでした。
思った以上に美しいプリント!!!
上映機会がめったにない作品で、
『瀧の白糸』との復映という事もあり、
思った以上のお客様にご来場頂きました。

非常に稀有なツーショット。笑
片岡弁士の『瀧の白糸』を観たいと
10月19日の新垣隆さんとのコラボ公演に
予約を入れたのに、
図らずもこの日に先に観せてもらう事に。
男性弁士での『瀧の白糸』は、
過日兵庫で井上陽一先生の公演に行ったばかり。
これまたとても勉強になりました♪
( *・ω・)ノ
※片岡弁士は10月27日に歌舞伎座で
尾上菊之助や古舘伊知郎(Wいちろーやん!!!)
と共演します!!!
本日の客席には、
黒澤明監督作品のスクリプターとして名高い
野上照代さんや、
『瀧の白糸』主演・入江たか子の娘で
女優の入江若葉さんもいらっしゃいました。
緊張の連続…
絵文字にも出来ません。苦笑。
師匠も入院に関しても
皆様暖かい励ましを本当にありがとうございます!!!
周りが思うよりもうんと早い回復ぶりで
皆様の前に戻っていらっしゃると思います。
どうぞ、今暫くお待ち下さいませ!!!