第七天国の意味 | 活動弁士は七変化

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映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

※以下、映画の若干のネタバレありです。

Sevenheaven~第七天国~は、
言葉としては『有頂天』とか
『至福の時』とか
最高の幸せな気分を表したりしていますが、
それはユダヤ密教などの“神様のいる場所”
それが最高の幸福を指す言葉に繋がっていったようです。

淀川長治さんは映画・第七天国の解説の中で、
『東西南北で四つ
土海空を加えて七つ
人間はこの七つに護られている
七つがあって幸せという大昔の諺があった。』
と仰っていました。


この物語では
チコはアパートの七階(屋根裏部屋)に住んでいて、
屋根裏かもしれないけど
自分にとってはお城だと思って住んでいるんですよね。

ひょんなことからディアンヌをそのアパートへ
連れてくることになって、
二人が階段を一階づつ登って七階まで辿り着く…
実はそこのシーンが物語前半の大きな見せ場。
すっごく素敵な映像なので、
お見のがしなく!!!(*^^*)

このアパートで暮らし始め、
だんだんと惹かれ合うふたりが無茶苦茶可愛い♪
この場所が二人にとって、
『最高の天国』になってゆく辺りが
前半のハイライトです(v^ー°)



ちなみにラッキーセブンとは
全く別の語源だそうで…
こちらは野球の
『七回の攻撃ににチャンスあり』
からきているとか。

どんなに好投していた投手も、
七回にもなれば疲れてきてそこがチャンスと
いうことらしいです。

そういえばバスター・キートンの
『セブンチャンス』という作品もありました。
縁起のいい数字という解釈は、
今や無意識のところで私達の生活にとけこんでますね!!



6月8日の公演が終わるまでは、
第七天国がらみの日記が多くなります。
悪しからずです(^^)d


6月8日『第七天国』