
マツダ映画社さんから試写会のお誘いを頂いて
本日観てまいりました。
何の予備知識もなく、同僚弁士の片岡くんにメールで
「観ておくべき!?」と聞いて、
「スコセッシ(監督)だし、
時間が合うなら行って良いのではないかしらん。」と言われ、
マツダさんからのメールに
「メリエスの映像が挿入されているようなので・・・」とあったし、
「・・・ふうん・・・なら行くか・・・」と、
まことにボケボケした心持ちで有楽町マリオンへと到着。
苦手な3Dだったので、
導入部分では落ち着きませんでしたが・・・
物語が進むにつれて、私にとって実にタイムリーな作品なのだと実感。
先日いわきで公演して18日にも西郷で公演する
「ロイドの要心無用」が劇中で登場!!
(そのもののフィルムが、使われています)
20日に公演する品川の台場小学校で一昨年
子どもたちとのワークショップで使ったメリエスの
「月世界旅行」が、物語のひとつの柱になっていました・・・
これ以上は「言わぬが花の吉野山」
公式HPや予告編の動画リンクを貼ろうかと思いましたが、
それらは観ないでスポンと映画に入った方が楽しめると思います。
(予告編はかなりネタバレーション!!)
サイレント映画を愛する人
サイレント映画を知らない人
そのどちらの方々にも楽しめる要素が満載です。
この映画を観る前に
「要心無用」や
「月世界旅行」を予習するもよし。
この映画を観た後に
ハロルド・ロイドや
ジョルジュ・メリエスを探るもよし。
メリエスについてどこまでがフィクションなのか、
映画自体は原作であるブライアン・セルズニックの
「ユゴーの不思議な発明」だそうで、
思いのほか史実に忠実だというから驚きました・・・
「・・・えええ!!・・・メリエスって・・・!!!」
あとは劇場にてのお楽しみ♪♪♪(笑)
俳優陣は「ガンジー」オスカーに輝いたベン・キングズレーや、
主役のヒューゴに「縞模様のパジャマの少年」のエイサ・バターフィールド
個人的にはイザベル役のクロエ・グレース・モレッツがキュートで好みでした♪
ママ・ジャンヌ役のヘレン・マックロリーにも泣かされました・・・
三月ロードショウ公開ということで
あちこちで批評などの記事を目にするかもしれませんが、


私は会場では鼻を啜り号泣・・・
弁士としてサイレント映画に携わることの誇りを
再認識させて頂いた映画でありました!