麗人 | 活動弁士は七変化

活動弁士は七変化

映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

本日は師匠の公演に新文芸坐へ。

「追悼・高峰秀子 アンコール」の中の企画。

作品は栗島すみ子主演・島津保次郎監督・佐藤紅緑原作・1930年作品「麗人」。



ギター演奏は、カラードモノトーンのバンマス・湯浅ジョウイチさん。

当時の流行歌「麗人の歌」(歌・河原喜久恵 作詞・サトウハチロー 作曲・堀内敬三 

1930年5月コロムビアレコードより発売 )も取り入れての演奏。


デコちゃんは、栗島すみ子演じるヒロインのナント「息子役」でした!


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五月末に二回公演する「母」は、島津保次郎監督作品。

デコちゃんも子役で出演しているし、

栗島すみ子のフィルムセンター所蔵作品はなかなか観られないので

仕事の予定を変更して出向きましたが、

無理してでも行って良かったです。


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栗島すみ子の女優オーラの凄み・・・

何とも妖しく艶やかなヴァンプっぷり。

乗馬服や着物姿・・・競馬場でのスーツワンピ?も良かったなぁ・・・

帽子も似合うったらない!

モダンで華やか・・・魅惑のヒロイン。


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大好きな女優のひとり、八雲恵美子の上流階級の奥様っぷりも痺れる。

小津の「浮草物語」の旅芝居一座のおかみ役みたいなのもいいけど、

なんというか‘憂い顔’なんだよね~この方。

苦悩に歪む顔をもう美しい・・・


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同じく八雲さんが、岡田時彦の妻を演ずる「東京の合唱(コーラス)」は、

何回も観ているので今日はパス。




新文芸坐の永田元支配人と久々にプチ・デートのランチに・・・


いろいろとアドバイスを受けて、ちょっと感傷的になりながら


帰路に着きました。



永田さん、いつもいつも


本当にありがとうございます・・・!





さぁ、



明日も新たな気持ちでがんばろう!!