明け行く空 | 活動弁士は七変化

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映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

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震災から十日・・・


犠牲になられた方々に哀悼の意を捧げると共に、


今も様々な不自由を抱えて日々をおくられている方々に、


お見舞いを申し上げます。




私自身も実にいろいろな事がありました。


ブログは殆どお休みしていて、


ツイッターとミクシイの中でつぶやいておりましたが、


そろそろこちらも再開致します!





・・・五月一日までに入っていたイベント関係のお仕事が


殆ど無くなってしまい途方に暮れておりましたが、


28日の無声映画鑑賞会は予定通り開催の方向です。


気を取り直してホン書きを再開致しました。




私の担当は、斎藤寅次郎監督作品「明け行く空」・・・


戦前の斎藤作品といえば、ナンセンスコメディと思いきや、


この作品はど真ん中ストレートの母子モノ新派・・・なんだけど、


斎藤監督らしい、ストーリーとは全く関係ない所での‘ひねり’が


入っております。




脚本は、日本映画界最初の女性脚本家と言われている、


水島 あやめ(みずしま あやめ)。




主演は、松竹看板女優のひとりで松竹蒲田最初の女優とうたわれた、


川田 芳子(かわた よしこ)。




そして、子役スターとして一世を風靡した、


高尾 光子(たかお みつこ)。





・・・正直、作品そのものはかなり地味目なのですが、


うたい文句は「これでもか!これでもか!!」


・・・という一本であります。苦笑。




※写真は川田芳子のブロマイド。