オバマ!? | 活動弁士は七変化

活動弁士は七変化

映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

明日は古石場児童館での公演なので、

今夜はホンを見直して稽古しています。

(活動弁士は、基本的に公演台本は弁士本人が書きます。)




短編三本を公演しますが、

その中の一本「ドタバタ撮影所」という作品詳細不明の作品の中で

黒人青年がひたすら‘拝んでいる’カットがありまして・・・

手は握っていなくて、指は伸びていて合掌しているんです。




その青年は特に役名が付いていないので、

‘バハマ’と名づけ「大統領選挙に勝てますように・・・」と拝ませて、

「それは‘オバマ’でしょ!」と別の登場人物につっ込ませた。


・・・しかしそれは、アメリカ大統領選挙真っ只中に書いたホンで・・・。

所謂、時事ネタなんですよね!

さて、明日は何と言わせてみるか・・・。

思案中です。


(弁士は字幕以外の部分の台詞を、自分で創作します。

喜劇作品の場合は時に脱線して、本筋から外れたような事も

言わせてみたりします。)





ちなみに自分のホンには、

「けいけんな仏教徒」

とか、

「大とうりょう せんきょ 勝てますよーにーー」と、

平仮名多発・・・(苦笑)



本来ヒトサマには見せられないシロモノですが、

ミクシイ日記でマイミクさんが、先日の公演(27日の鑑賞会)での

活弁台本のことを話題に盛り上がったので、何となく公開です♪


$活動弁士は七変化-110201_2210~01.jpg

ちなみに未だに手書き台本を使っているのは、

私と澤登師匠くらいかも・・・!?



少なくとも私が知っている限りでは、皆様パソで打っていますね。

プリンターが無いのとキーボードを打つのが遅いというのが

理由のひとつですが、

手書きの方が手直ししやすいのと、

活弁する際に手書き文字の方がより情感がこもる・・・

という理由もあります。



基本、アナログ人間なのであります!