まず、プラスチックの再利用の方法から見てみましょう。プラスチックのリサイクルの方法は大きく分けて3つあります。一つは、PETのように別のプラスチック製品に生まれ変わるもので、これをマテリアルリサイクルといいます。二番目はガス化、油化などの処理をして利用されるもので、これをケミカルリサイクルといいます。最後が、発電のための燃料などに利用されるもので、これをサーマルリサイクルといいます。これをもう少し細かく見てみましょう。

2006年のデーターでは、1445万トンのプラスチック原料と、前年のマテリアルリサイクル原料73万トンをあわせて、1518万トンがプラスチック原料として利用されています。そのうち国内で使用されたものが1120万トンで、309万トンがゆしゅつされています。一方で、国内で使用済みとして廃棄されたプラスチック量は916万トン、生産過程でのロスなどで排出されたプラスチックが89万トン、合計1005万トンが廃プラスチックとして排出されています。一般廃棄物として排出されたプラスチックはその約半分の508万トン、産業廃棄物が498万トンあります。これらがどれくらい有効利用されているのでしょうか。

産業廃棄物のうち61万トンが焼却処分され、42万トンが埋め立て処分されています。また家庭ごみとして出された一般廃棄物は、95万トンが焼却処分され、85万トンが埋め立て処分されました。合計すると、157万トンが焼却処分され、127万トンが埋め立て処分と、合計284万トン、全体の28%が再利用されずに処分されたということになります。逆に言うと、残りの72%は何らかの形で再利用されたということ。この際利用率はPETの再利用率を上回っています。日本においてプラスチックの再利用はかなり進んでいるといっていいでしょう。ただ、その一方で利用されることなく300万トン近くのプラスチックが処分されているのは、ちょっともったいない気もします。これらもなんとか利用できるようにしなくてはいけませんね。