由加利が早瀬のアパートの部屋のベルを押したのは10時半を少し回った頃だった。
「ごめんね~遅くなっちゃった。いろいろ買い込んでいたら、時間かかちゃってぇ~。」
由加利が息を切らせながら言った。両手には重そうにコンビニエンスストアーのレジ袋をさげている。
「近くで電話かければ、俺が迎えに行ったのに・・・。」
早瀬がレジ袋の一つを由加利から受け取りながら言った。由加利が飛び切りの笑顔を見せる。矢島の目には、その由加利の笑顔がまひるの笑顔と重なって見えた。
「矢島君、二日酔いは大丈夫?」
「ありがと。さっきシャワーあびたら大分よくなったよ。少しまだ頭が痛いけど。それより、夕べはごめんね・・醜態見せちゃったね。」
「そんなこと気にすることないわよ。ただ寝てただけだもの。マスターだって気にしてないと思うわよ。」
由加利はレジ袋から食材を取り出しながら言った。
「サラダと、トーストに目玉焼きか何かでいいかな?早瀬君、悪いけどトースト焼いてくれる?」
「なんだ、結局手伝うのか?全部やってくれるの期待してたんだけど。」
「どうせ掃除もろくにしてないんでしょ?洗濯なんかもやってあげるから、文句言わないの。」
早瀬がぼさぼさの頭をかきながら、トースターに食パンを入れる。トントンという小気味よい包丁のリズムを由加利が奏でる。矢島がカーテンを開けると、外の陽光が部屋を照らした。
「まだちょっと寒いけど、外は気持ちいいわよ。天気もいいし。矢島君の調子がよければ、食事の後みんなでどこかに出かけない?わたしも、バイトは夕方からだし、このメンバーでしばらくどこかに行くってことなかったし。気分転換にもいいと思うんだけど、どう?」
由加利は、昨日の矢島の様子や早瀬と礼子の会話から、少し二人には気分転換が必要だと思ったらしい。矢島が答える。
「そうだね・・・いつ以来だろうね、みんなで出かけるの。たまにはどこか行こうか。」
「賛成だね、俺も。ちょっとストレス発散しないとな。」
早瀬は由加利が持ってきたジュースをラッパ飲みしながら言った。由加利もうれしそうに微笑んだ。
矢島も昨日のことを忘れて、この素敵な仲間たちと一緒に今日一日をすごしたいと思っていた。時間も忘れて一緒に和みの時間をすごしたい・・・そうすれば昨日のことは忘れられそうだと思った。
=つづく=
「ごめんね~遅くなっちゃった。いろいろ買い込んでいたら、時間かかちゃってぇ~。」
由加利が息を切らせながら言った。両手には重そうにコンビニエンスストアーのレジ袋をさげている。
「近くで電話かければ、俺が迎えに行ったのに・・・。」
早瀬がレジ袋の一つを由加利から受け取りながら言った。由加利が飛び切りの笑顔を見せる。矢島の目には、その由加利の笑顔がまひるの笑顔と重なって見えた。
「矢島君、二日酔いは大丈夫?」
「ありがと。さっきシャワーあびたら大分よくなったよ。少しまだ頭が痛いけど。それより、夕べはごめんね・・醜態見せちゃったね。」
「そんなこと気にすることないわよ。ただ寝てただけだもの。マスターだって気にしてないと思うわよ。」
由加利はレジ袋から食材を取り出しながら言った。
「サラダと、トーストに目玉焼きか何かでいいかな?早瀬君、悪いけどトースト焼いてくれる?」
「なんだ、結局手伝うのか?全部やってくれるの期待してたんだけど。」
「どうせ掃除もろくにしてないんでしょ?洗濯なんかもやってあげるから、文句言わないの。」
早瀬がぼさぼさの頭をかきながら、トースターに食パンを入れる。トントンという小気味よい包丁のリズムを由加利が奏でる。矢島がカーテンを開けると、外の陽光が部屋を照らした。
「まだちょっと寒いけど、外は気持ちいいわよ。天気もいいし。矢島君の調子がよければ、食事の後みんなでどこかに出かけない?わたしも、バイトは夕方からだし、このメンバーでしばらくどこかに行くってことなかったし。気分転換にもいいと思うんだけど、どう?」
由加利は、昨日の矢島の様子や早瀬と礼子の会話から、少し二人には気分転換が必要だと思ったらしい。矢島が答える。
「そうだね・・・いつ以来だろうね、みんなで出かけるの。たまにはどこか行こうか。」
「賛成だね、俺も。ちょっとストレス発散しないとな。」
早瀬は由加利が持ってきたジュースをラッパ飲みしながら言った。由加利もうれしそうに微笑んだ。
矢島も昨日のことを忘れて、この素敵な仲間たちと一緒に今日一日をすごしたいと思っていた。時間も忘れて一緒に和みの時間をすごしたい・・・そうすれば昨日のことは忘れられそうだと思った。
=つづく=