最近良くマイ箸を持参している人が増えていると聞きます。
食堂などで、割り箸を使わず少しでもエコを推進しようという心がけのようですね。エコに関心を持つことは、とってもいいことだと思いますが、はたして割り箸をやめることがエコにつながるのでしょうか?

「え~だって、割り箸作るのに、木をいっぱい切らないといけないから、森を守るためには少しでも割り箸を減らしたほうがエコじゃないの?」

こういう質問が飛んでくると思います。
でも、答えは「割り箸を使うことのほうが、エコにつながる」ということが結論になります。

今日本の林業は冬の時代。安い外国木材に押されて、日本の木材の供給量は一部の高級財を除いて、ほとんど出回ることはありません。木を伐採して、それを運んで材にするには、コストがかかりすぎてがいこくの材木にかなわないというのが実情です。そんな状況ですから、普段やるべき治山事業がおろそかになるのも仕方のないところ。森は自然のままにしておけばいいというわけではなく、人の手が入らないと森はどんどん荒れてしまいます。
その大切な事業の中に、間伐という作業があります。植林した木が大きくなってくると枝が伸びて、木と木がひしめいておしくらまんじゅうのようなじょうたいになってしまい、健康な木に育ちません。そこで、一部の木を伐採して間引いていく作業が間伐です。こうすることによって、森の密度が適当に保たれてしっかりとした木が育っていくことができます。
実はそういった間伐材を利用して作ったのが割り箸なのです。きったままにしておけば、それが病気や害虫の温床になってしまうばかりですが、割り箸にすれば有効に利用することができ、そこから得た収益をまた治山事業にあてることができます。そしてまた、必要な間伐事業ができるようになり、また間伐した材を割り箸として有効利用できるという望ましいサイクルができあがります。

割り箸はどんどん使うべし。
これがエコにつながる一歩になるのです。割り箸を大量に使用する外食産業では、割り箸の代金をメニューに乗せて高く売ればいいことです。そして、割り箸代は治山事業に当てられてエコに貢献するので利用者に協力をお願いするポスターのひとつも掲示しておけば利用者に理解も得られるというもの。

マイ箸よりも割り箸のほうがエコ。
遠慮せずに割り箸をみんなで使いましょう。


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