今日、まさに体験したことです。

体調不良・呼吸の乱れ・心拍数上昇と、最悪の状態で子供の部屋に逃げるように入ると横になった私。
呼吸を整えながら、必死にうつの波と戦っていました。布団の下にはビニール袋を忍ばせて、万が一にそなえていました。
時は夕暮れ時・・・みるみる部屋が暗くなってきます。

目を閉じて少し眠ろうとする。すると・・・

「・・・・・・!」

耳元で誰かの声が?

「・・・あ・・・あ・・・・!」

聞こえる。確かに誰かの声!隣の部屋からではない・・・・。確か、昼間もこの部屋で女性の声がしていた。いったい誰?頭の中を掠める過去の出来事。(17話や13話あたりを読んでみてください)
ひょっとして・・・・このところ現れるあの彼女???

「いるの?君????」

気配は・・・ある。私の右側に・・・目には見えないけど確かにいる。

「いるんだろ?」

私の問いかけに答えるように「ピシッ」っていうラップ音。

私はゆっくりと気配のほうに手を伸ばしました。てのひらにぴりぴりした感触が伝わってきます。もう片方の手で、やはり空をまさぐるとやはりぴりぴりとした感覚が・・。たしかに空になにかがいる感触。間違いない・・・・いる。
私はその感触を確かめるように空をまさぐりながら、その気配の人物を見定めようと目を凝らしますが、ときどき青白い光がちらちらと見えるだけで、見えない・・・。見る見ないをコントロールできる人がうらやましい・・。でも私は感触だけを頼りにその人物を抱き寄せるように、自分のそばに引き寄せるようにしました。

あったかい・・・・そして、なんともいえない安心感・・・・久しぶりに会った恋人を抱きしめるようなそんな感覚・・・。

「大丈夫だよ・・・」

そういっているように感じました。そしていつしか、息苦しさも、胸の苦しさも、だるさもすべて消えていました。

きっと、私を守ってくれているのでしょう。そうでなければあの暖かさや安心感はありえません。
なにかちょっと救われた気分。私は布団をたたむと、いそいそと部屋をでていきました。