わたしが体験した中ではけっこう怖かった事件です。私が中学生くらいの出来事。

いつものように寝て、いつものように夜中の金縛り・・・。またか・・・そのうちとけるだろ・・・そのときはちょっと余裕がありました。しかし・・・

ミシ・・・・ミシ・・・

は?足音????
たしかに複数の人間の足音がします。ぼそぼそと話し声さえも聞こえてきました。明らかにいつもと様子が違います・・・。一人・・・二人・・・三人くらいでしょうか?
私の寝床の周りを、ぼそぼそ話をしながら歩いているんです。ときどき話の内容が、とぎれとぎれに聞こえてきます。

「・・・こいつは・・・ぼそぼそ・・・死ぬぞ・・・ぼそぼそ・・」

おいおい,冗談じゃない!まだ死んでたまるもんか。
やがて、ひとりが私の顔をじっと覗き込んできました。姿こそ見えませんが、荒い息遣いがはっきりと聞き取れます。

「あっちいけ~~~!!」

私は金縛りを強引に振りほどいて、体をよじりました。すると、私の目の前に一本の手が!一瞬ドキッとしましたが、それがやがて自分の手であることに気がつきました。しかし、なにか半分しびれたようなかんじで、あまり動かすことができません。
ふとわれに返ると、また枕元になぞの気配が!!

「いいかげんにしろ!!!」

そこで完全に金縛りから解けました。ようやく体に自由が戻ったのです。しかし、直後にわたしは顔が蒼ざめました。
さっき、私の手は布団の上にありました。そりゃそうです。金縛りを振りほどいたときに外にでてたんですから。私もこの目で確かめてます。でも、私は首まですっぽり布団をかぶっていて、両腕は完全に布団の中・・・。これって、私の腕だけが幽体離脱して、引っ張り出されたってこと??あのまま抵抗しなかったら、今頃・・・・・。