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| 読書枕にプリザーブドフラワー。「細やかな心配りは何よりのお見舞いになります」と加藤さん =岐阜市(写真:産経新聞) |
■寄り添う言葉で
加藤さんは5歳で舌がんと悪性リンパ腫にかかり、20代で卵巣腫瘍(しゅよう)、30代には放射線治療の後遺症で全ての歯を失った。緑内障も患うなど常に病と向き合ってきた。
2人の子供が成人したのを機に、「長い入院生活から得た経験を病んでいる人のために生かしたい」と今春、「お見舞いコンシェルジュ」を名乗り、ブログを開始。お見舞いに関する情報を発信している。
例えば、「お見舞いナビゲーション」のページではお見舞いの心構えを伝授。「頑張って」はかえって相手を追い詰めるので、「待っているからね」「力になるからね」など、相手に寄り添う言葉をかけたほうが良いという。「私も入院生活は孤独との闘いだった。1人じゃない、という思いがどんなに心強いか」と加藤さん。また、お見舞いのタイミングとしては、手術後3日ぐらいたってから、または回復期を迎える時期がベストだとアドバイスする。
■イチオシは読書枕
入院患者に喜ばれるお見舞い品などをそろえた「お見舞いショップ」もネット上に開設。加藤さんのイチオシは、読書枕。「入院中は本が“友達”になるから重宝するんですよ」。「枯れる心配がなく、退院時に手軽に持って帰れる」という箱詰めのバラのプリザーブドフラワーも人気がある。
お見舞い金を包む「お見舞い袋」も約40種類を用意した。袋には「元気になって戻ってきてくださいね」「みんな待っているよ」「パワーを届けにきました」など、前向きで自分が必要とされていると感じられる言葉が記されている。
加藤さんは長い入院生活の経験から、お見舞いは誰にでもできることだが、入院患者はデリケートな状態にあり、場合によっては善意がうまく伝わらないなど難しい場合もあると痛感している。「相手に応じた細かな心配りは、闘病への力強い支えになるはず。真心のあるお見舞いを一緒に見つけていきましょう」
問い合わせは、お見舞いショップ(http://cocoro-sakura.jp)、ブログ(http://ameblo.jp/cocoro-ni-hibiku2)。
「この記事の著作権は産経新聞に帰属します。」
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