2月の初め頃、妻が身体の痛みの原因を検査してもらった病院から結果が出たので来てもらいたいとの連絡が入った。
それも夫婦で来てくれとの事、私は妻から連絡があった時はスポーツジムでトレーニング中であった。
急いで着替えをしつつただ事でない予感がした。
医師から宣告されたのは「すい臓癌」それも肺にも転移しているステージ4の区分に入る。
治療には大学病院がよかろうとの事で紹介状を書いてもらった。
病院からの帰り、駅に向かって歩いている私達は無言だった。
妻がふとつぶやいた。目の前にガシャーンとシャッターが降りた。
私は妻のつぶやきの意味を分かっていた。自分の人生の先がなくなった。終わったとつぶやいたのを知っている。
私は小さな声でうぅーんと声を漏らした。言葉は出なかった。
ここから癌治療中心の生活が始まった。
私自身もブログの記事を書く気分になれず約1年のブログ空白時期があった。
今回、久々にブログ記事を書く気になったのも妻が病と戦った日々を私の心に刻み忘れないためである。
介護の日々が続いているが時間の許すとき投稿していきたい。