
症状を全く感じていないのに、大腸の検査で、ポリープが見つかることがあります。大腸ポリープは、最初のころは症状を感じることがありません。だから、自覚症状のないままポリープが発見されることになるんですね。もし、大腸内視鏡検査で大腸ポリープが発見されたときには、その場で内視鏡を使って切り取ってしまうことができるんですよ。
ポリープを切り取るときには、ポリープに内視鏡の先端からでている輪をかけて、弱い電流を流して焼き切ります。大腸内視鏡検査で発見されるほとんどの大腸ポリープは、内視鏡を使って切り取ってしまうことができるんですよ。切るときには、痛みが心配になるものなんですけれど、ポリープを切り取るときには、痛みを感じることがないので心配することはありません。早期の大腸ガンも大部分が、内視鏡で切り取ってしまうことで治るとされているんですよ。

切り取られたポリープに対しては、その後、顕微鏡での詳しい検査が行われます。ここで、悪性なのか、良性なのか判断されますが、最近では、NBI内視鏡検査や拡大内視鏡検査で、すぐにこの判断ができるようになっているんです。NBI内視鏡は、2つの短い波長の光で観察ができる内視鏡で、拡大内視鏡は、70倍から80倍の拡大機能を持った内視鏡なんですよ。こうした内視鏡を使って、ポリープの拡大観察をしたり、今まで見逃されていたような小さなガンを逃さず見つけることができるようになってきたんです。