1 腸が冷えている場合…冷たい水や牛乳・果物・生野菜・ビール・ジュースなどで消化器が冷えて、腸の働きが低下しているので、これらを摂らず、胃腸をあたためて排便を促す薬を飲むこと。
2 腸に熱を持っている場合…やたらにノドが乾く。腸の熱の為に便の水分が蒸発して硬くなり、出にくくなる 清熱作用のある下剤を飲み、適度に冷たい物を飲食すること。
3 便を送り出す腸の力の低下している場合…虚弱者や老人の場合、「便を送り出す腸の蠕動運動が低下」して便秘することがあります。 冷やさぬように注意し、腸の力をつける薬を飲むこと。
4 お血（おけつ）による場合…生理前は便秘し、生理が始まるとお通じがついたり下痢するのは血のめぐりが悪くなっているためですので、それに応じた漢方を。
5 神経性のものや旅行中の場合…気を張ったり神経を使うと出にくくなるのは、気のめぐりをよくする工夫を。
6 脾虚（ひきょ）による場合…甘い物の摂り過ぎで、脾の運化作用が低下したものは、脾の力をつける漢方を選ぶことと甘い物の摂生を控えること。
7 大腸の虚による場合…風邪のこじれで熱が内にこもって便秘するものは、まず 呼吸器の病気を治し、更にそれを予防すること。
8 体力の低下による場合…手術などで極端に体力を消耗したり、後遺症で腸が活発に動かない時、まずは体力をつけて、腸の動きを活発化する薬を。
…ざっとまとめただけでもこれだけあります。まずは自身のタイプを知り、効果的な対策を考えていきましょう。