米は日本の主食米ではなくなり、国産米は高級食材になると私は考えています。

 

 理由は

1 農家の減少、それに対して政府が支援ではなく真逆の農家を減らす政策を継続している事。

 私が直売していた農家も米から野菜に切り替えました。単純に米つくりは赤字だからだそうです。価格も納入後に決まるらしく、経費が出たらいい方で全く利益が出ないそうです。採算を取るには最低数十~数百㌶規模でふやさないと合わないらしく、高齢なので単価の良い野菜に切り替えたそうです。

 一応支援策はあるそうですが、その審査のハードルが数百ha規模の大規模農園でないとクリアできないらしい。

 更に作付けも指示がくるようで作れるのに作れない等、JAや農水省のやり方大きな問題があるようです。

 

2 米が高騰しているのに価格が農家に反映されていない事

 1の農家の方が言っているように、米の価格が上がっても買取価格が安い、つまりコメの販売価格が農家に反映されていない為、JAをさず自力で資金を用意し苗・飼料・機材設備・販路を開拓して大規模にやらないと利益が出ないらしい。

 おそらく私の様に米が高くても農家が儲かってるなら買おうと考えている人は多いと思うが、高い米買っても農家が赤字なんだったら無理して買わなくていいやと言う結論に至る人は多いと思う。

 

 これらをクリアできる農家ならば国の支援の基準をクリアできるうえ、自前で販路を開ければその分十分な収益を得られる事は一部農家が立証済みだが、あくまでも一部でしかない。

 そういった農家は輸出米の助成金制度を利用する事で補助金を貰えたりするのでそういった制度も国内流通にブレーキを掛けているのは言うまでもない話だろう。

 

3 外国米の参入

 カルローズ米が味に拘らなければ食えなくもなく、僅かだが安く大量に入ってくるようになった。

 実際に5キロ買ったが、味にうるさくない私の意見を言えば【普通に食える】

 ただ、常温で半日以上置いたり冷凍して解凍すると一気に不味くなるので、焼き飯や味の濃いいカレー、お茶漬けや雑炊にするなどの工夫は必要になる。

 このレベルの米が国産米より安く入る事で、国産米の価格は下がらず高値を維持しやすくするという風に思えるのは私だけだろうか?

 

4 ようやく始まった備蓄米放出が遅すぎて米から粉ものに移行する人が既に続出、今現在スーパーで国産米が売れ残り始めている時点で価格が下がらなかったら放出に意味が無い。

 つまり価格が下がらない=誰かが儲けている=結局利権という事ですね。

 第一遅すぎなんですよね、景気が上向いているなら話は別だが、主食の米の価格が上がり始めた時点ですぐに調整しないt時点で遅いんですよね。

 

5 米を海外に売りすぎ

 そもそも備蓄米放出する前に5万トンの米の輸出を辞めたらどうなんだ?

 海外の一部のスーパーでは今年精米した米がいつも並んでるらじいしゃないですか(笑)

 しかも国内より少し安い価格で売られてるみたいですね

 海外で余ってるなら輸出量減らせよ(笑)

 これは輸出米に対して国が支援金を出しているからだそうです。農水省に書いてましたね。

 

 ま、いくら国民が嘆き声を上げようとこの状況が結局政府をはじめJAや一部の農家にとって都合が良い限り少なくとも米の価格は上がる事はあっても下がる事は無く、米の生産量が減る事はあっても増える事は無いだろう、つまり景気が悪化する限り日本人はどんどん国産米を食べれなくなっていくというのが私の結論です。