鬼ハイエナベニー神です。

子供を教育する上で、親がいかに実体験からの超現実に気付けているかが何より大切。
今日の話は、俺が受験勉強における超現実に気付いた時の実体験。


さーてと、散々毒吐いてきたが、

今日も毒吐コ。


俺の経験では、高校2年までは、「学校の先生」は凄い頭がいいって幻想に惑わされて来た。
 高3になって学校の先生にわからない問題をドンドン聞きに行くようになってから、超現実に気づいた。

「学校の先生ってもしかして凄くないんじゃ・・」って。

俺の通ってた高校はカス工業高校だったからなのかも知れんけど、最初の頃は先生も俺が勉強してること喜んでいて、
「解らない問題あったらドンドン聞きにきなさい。」
なんて言ってたけど、
段々、俺が職員室行くと逃げるようになってた(笑)

だって、全然わかんねーんだもん。。

しまいには、先生俺の顔見ると
「簡単な問題なら教えるよ。はははっ・」
とかまで言うようになった。

そんな経験から、一応予備校通ってたけど、
「予備校の先生もどーせ・・・」
って思って、最初の頃は、特に聞きに行ったりしなかった。

しかし、
当時はまだ、出来るだけ理解しようと頑張っていたので、ダメ元予備校の先生にわからない問題を聞きに行った。。

その先生はK塾のトップレベル数学を教えていたS先生で、学校の先生に不信感を持っていた俺は・・・・・強烈な衝撃を受けた。

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・!!!
めちゃくちゃすげー!なんでも知ってる。どんな問題を試しを含め聞きに行っても秒殺で答える!
さらにいつも定番の解答を示した上で、さらに一歩進んだ別の解法を示してくれた。

すげーすげーなんだこの人って。凄い勉強楽しくなった。
「絶対この先生超えてやる」
 って思ってドンドン色んな問題に当たっていった。

この問題はさすがにS先生でも解らない!って自信持っていっても、また秒殺!!
現役から浪人まで俺はS先生に通いつめ、浪人の秋頃に思い切って先生にこう言った。

「先生は解けない問題ないんですか?先生ならどんな試験でも絶対100点とれますよね?」

S先生は、俺がもう相当のレベルに達しているとわかったからこそ、こんな言葉を俺にくれた。

S「確かに大学受験の問題で私が解けない問題はないと言う自信はあります。ただ、絶対100点取れるかと言われると答えはノーです。」

俺「????」

S「ハッキリ言いましょう。解答が用意されている問題は考えれば必ず解る。しかし、試験の制限時間内で解答するには、問題見た瞬間に解法が見えないと無理です。大学受験の問題は、ほぼ全て過去に出た問題の組み合わせや捻りを入れただけですので、過去出題された問題を一つでも多く知っているかどうかです」

S「もしもですよ、もし、おにぎりを握った時に三角形になる確率を求めなさい。って問題を見たらどうですか?」

俺「???・・・・・・」

S「この問題は過去のどの問題にも属さない、どう導くか過去の組み合わせからは容易に判断つきません。即ち制限時間内に正解を導けません」

圧倒的超現実!!


俺の勉強方法は間違っていなかった。
もう試験なんて怖くない!って思った。

「理解しないと応用が効かない!」

なんて言ってるアホ先生とは次元が違う超現実的な重たい言葉。その道を極めんとする者から出た受験における真の答!


俺はその日以降、S先生の所には一度も顔を出してない。今現在まで。

俺の人生に影響を与えた人S先生。多分S先生は俺の事なんて覚えてもいないだろう。しかし、俺は勝手に最大のライバルであり絶大な壁に見ていた。


俺も子供に対して、その位の絶対的な壁でなければならない。
また一つ
覚悟を決めた。