衣替えをいつにしようかと迷う日々が続いたが、着るとすぐに暑く感じるようになったので、ダウン系の服を洗って干して、やっとしまえた。

 

仕事が始まってみると、頭に余裕と遊びがなくなったためか、ブログのネタがないよぉ、と困っていたところ、先日の朝の電車でお隣に座っておられた70歳過ぎくらいのおばあさんが、若者よりもスマートにスマホを使いこなしておられたので、思わず見入ってしまって、失礼とは思いながら、自分の老後のために、ついでに自分でもソフトを作れたらな、と思ってメモしておくことにした。若者向けに比べれば文字の大きさは大きめだったが、まず、担当のスケジュールと今日の仕事のスケジュールを軽やかに確認し、続いて乗車した駅と時刻を仕事先に送り(会社側のある種の見守りのしかけなのだろうか)、電車の運行状況を確認すると、JRのマスコットの着せ替えアプリで今日の衣装に楽しそうに変えて、それからもう一度仕事と電車の状況を確認すると、その後、何となく手持無沙汰になった。こういうちょっとした時間に思わず使いたくなるような、ためにもなるし、たのしめもするし、ほっとできる、さりげにコーヒーを口にするようなソフトがあるとよいな、と思いながらも何も思いつかないでいると、そのうちおばあさんは降りて行った。鞄の代わりにMIKASAと書かれた大きなバッグを肩にかけ、まん丸の背中ながら、3センチヒールでさっそうと歩いて行かれた。ブランド名から、元バレー部かな、と思った。こんなおばあさんも素敵だな、と思いながら、自分でもスマートに使う、ふりをしてみた。

 

昨年、PythonやHTML/CSS、PHPを教わってきたが、その程度で仕事に生かせるわけもなく、仕方がないので自分で作れないかなと思い始めて、日々新しいソフトが出てくる中、時代の過渡期はこんなものさ、と達観して、趣味の範囲を抜けないが、作れるものから作ってみようかと思っている。

 

仕事のことが頭を離れず、気が散りまくって、何だかとりとめのないブログになってしまった。こういう日もあるさ、ということで。