阪神・中川勇斗選手が放ったプロ初ホームラン。
でもその前に、失点に直結する“ミス”がありました。
それでも中川選手は、自分のバットで取り返したのです。
わたしはこのプレーに、日々生徒と向き合う中で感じる「ミスの価値」を重ねました。
8月7日、バンテリンドーム。
阪神は中日に3-8で敗れました。
先発・伊原投手は4回5失点。
中日はルーキー・金丸夢斗投手にプロ初勝利を献上。
阪神打線も、反撃の糸口がつかめない展開でした。
それでも、この日、ひときわ輝いた若虎がいました。
背番号68・中川勇斗選手、21歳。
この試合、初めて「5番」に抜擢された中川選手は、2回の第1打席でプロ初アーチ!
外角高めの150キロ直球を一閃し、広いバンテリンドームのレフトスタンド中段へ放り込みました。
打った瞬間、誰もが「入った!」と確信する見事な一発。
でも──
この華々しいホームランの裏には、忘れてはいけない“あるプレー”がありました。
1回表の守備ミス──攻めた結果のエラー
1回表、中日の先頭打者・岡林選手が放ったのは、低く鋭く伸びるライナー性のレフト前ヒット。
中川選手は全力で前進し、やや中腰でグラブを差し出して捕球を試みました。
しかし、打球の初速が速く、反応がわずかに遅れ、グラブの先端にボールが当たって弾き、地面にこぼしてしまう。
さらに、打者走者が二塁を狙うと読んでいたため、捕球と同時に送球体勢に入ろうと体が送球方向へ流れていた。
結果的にキャッチが甘くなり、無死二塁。このプレーが響き、中日はこの回に2点を先制しました。
筒井コーチは、こう振り返ります。
「二塁で刺そうという思いが強すぎて、体が送球方向に流れちゃった。焦ったんだろうね。でも、あそこで勝負に出た気持ちは素晴らしい。外野守備は1年目だし、これから練習で磨いていけばいい。」
このミスは、怠慢や集中力不足によるものではありません。
「やってやる!」という積極性が前に出すぎた、チャレンジングな“攻めたミス”だったのです。
筒井コーチの「素晴らしい」という言葉は、まさにその姿勢を称賛していると感じました。
すぐさまバットで取り返す──中川選手の真骨頂
その裏、2回の第1打席。
中川選手は金丸投手の初球、150キロの外角高め直球を見逃さず、鋭く振り抜きました。
打球は高く舞い上がり、バンテリンドームの左翼スタンド中段へ一直線。
まさに先ほどの守備ミスを帳消しにする、完璧なプロ初ホームランでした。
さらに6回の打席では、遊ゴロを一塁へヘッドスライディング。
9回には右翼線へのヒットを放ち、この日は4打数2安打1打点。
打って、走って、泥臭く。
この日一番「野球選手らしい野球」を見せてくれたのは、中川選手だったと思います。
藤川監督は、こう評価しています。
「気持ちがあるから、ああなる。荒々しさがある。このまま磨いていけばいい。」
この「荒々しさ」は、まだ形になりきっていない才能の証。
不器用でも、強い気持ちで前に出る姿勢こそ、プロで生き残る土台になる。
技術以上に、心の強さを見ている──そんな監督の視点が伝わってきました。
わたしの仕事でも、“荒々しさ”が伸びる種になる
わたしはプロ家庭教師として、小中高生を指導しています。
生徒がミスをしたとき、「それが直すべきものか、伸ばすべきものか」を常に見極めようとしています。
たとえば──
ある中学2年生の生徒が、まだ習っていない「連立方程式」に勝手に挑戦。
自己流で解こうとして途中で計算が破綻し、答えは不正解でした。
でも、わたしは「その挑戦心が素晴らしい」と伝えました。
その後、応用問題にも前向きに取り組むようになり、
「学校のテストで初めて90点取れた!」と報告してくれました。
別の高校1年生の生徒は、英語の長文読解でスピードを意識するあまり、
細かい単語の見落としでミスをしました。
でも、それがきっかけで「速く、正確に読む」訓練に目覚め、
次の模試で20点アップしました。
挑戦→ミス→修正→自信。
このサイクルこそ、成長の鍵です。
一方で、何も考えず、ただ流れ作業でミスをするケースもあります。
「わかっているのに集中が切れてミス」
「手順を理解せず、適当に答えを埋める」
こういった“気持ちのないミス”は、やはり正さなければいけません。
ミスは“内容”を見てこそ意味がある
どんなミスだったのか?
なぜそうなったのか?
その背景に「気持ち」や「挑戦の痕跡」があるかどうか──
そこを見極めてこそ、本当の意味での指導ができると思っています。
中川選手の守備ミスは、明らかに「勝負に出た結果のミス」。
そしてすぐに切り替え、自らのバットで試合の流れを取り戻しました。
失敗を恐れず、挑戦し、立ち上がる力。
その“荒々しく、しなやかな心”こそが、プロ初ホームランを価値ある一打に変えたのだと思います。
この姿勢は、スポーツに限らず、学びの場でも通じるものです。
ミスを恐れず、前に進む。
それが、どんな分野でも成長への第一歩になると、あらためて感じた試合でした。
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