日曜は、お稽古の後文楽に行きました。

前は年に2回くらいは行っていたのだけれど、
昨年は全く行けなかったので、
すっごく久しぶり

今回の演目は
第一部が
「二人禿」ににんかむろ
「源平布引滝」げんぺいぬのびきのたき

第二部が
「花競四季寿」はなしらべしきのことぶき
「天網島時雨炬燵」てんのあみじましぐれのこたつ

第三部が
「国性爺合戦」こくせんやかっせん

段は省略します~チラシを載せますね



私たちは第三部を鑑賞しました。

パンプレットの表紙は「国性爺合戦」でした。



早めに着いたので予習。。。
だけどあんまり頭に入らず・・・

なので、難しそうな内容かな?って思ったのだけれど、
とーってもおもしろかったです。

〈千里が竹虎狩りの段〉
和藤内(鄭成功)の父老一官は前妻との間に娘がいて、
明の名将五常軍甘輝の妻(錦祥女)になっているので、
その縁で味方になってもらおうと、獅子が城を目指します。
その途中で、和藤内と母は竹やぶで迷い、
虎に襲われますが、伊勢神宮のお守りでおとなしくなります。
そうするうちに敵方の一行がやってきて虎の引き渡しを迫るのですが、
虎の首にお守りをかけると、虎は敵を蹴散らかして、
敵方の髪を切って日本風のちょんまげにして
従え、虎の背中に母を乗せ、獅子が城を目指します。

中に人が入った着ぐるみの虎さんが出てきます~
そんなの初めて
蹴散らすシーンは楽しくって、とてもひょうきんな虎さん。
大夫さん(竹本三輪大夫さん)の方まで行ったりして
会場内皆大笑い

文楽はよく、真面目な話の中にもすっごく笑えるシーンが
盛り込まれていたりして、この辺りがさすが上方のものだなぁなんて
思います。

〈楼門の段〉
無事に獅子が城で落ち合った三人は案内を請いますが、
警戒されたので、錦祥女が持っているはずの肖像画の話をします。
そうすると、その肖像画と鏡で城の上から見比べると、
確かにその面影は父でした。
そこで母一人が城内に入ることを申し出ると、縄をかけてという
条件で、中に入って行くのでした。

豊竹呂勢大夫さんと人間国宝鶴澤清治さんのコンビでした

呂勢大夫さんもとっても声がいいので、
かなり動きの無いシーンでしたが、
楽しく観ることが出来ました。

途中弦が切れたらしく、ささっと替えるところも
しっかり見てしまったさすがでした

錦祥女は豊松清十郎さん
女性の人形遣いはとっても美しいのです
そして清十郎さん自身をあまり感じさせずに、
人形と一体となっているという感じが素晴らしい

〈甘輝館の段〉
ここに甘輝が戻ってきます。さっそく母が
明の再建の計画を話します。
即答を求める母に「味方する」と答えつつ、
錦祥女に剣を向けます。
母は割って制止します。
ついに甘輝は「敵対する」と言い放ちます。
その結果を城外にいる和藤内に知らせるため、
錦祥女は、あらかじめ約束していた、反対の場合の
紅粉を川に流します。

〈紅流しより獅子が城の段〉
石橋の上で和藤内が川を見ていると、
紅粉が流れてきました。
すぐに城内に向かい、母の縄を解き、
甘輝に詰め寄ります。
その時錦祥女の声が響き、その胸には
剣が突き刺さっています。
さきほど流したのは紅粉ではなく、
錦祥女の血だったのです。
その心を汲んだ甘輝は和藤内に
「国性爺鄭成功」の号を与え、唐土の装束に
着替えさせます。
和藤内の立派な姿を見た母は、
錦祥女の剣を取り、自分の胸に突き刺します。
娘一人を犠牲にさせまいという母の義理でした。
門出を励まし息絶える二人。
和藤内と甘輝は涙をこらえつつ、
出陣して行くのでした。

(かなり簡単にしてます~すみません。。。

とっても楽しい演目でした~
大大満足
やっぱり文楽も、たくさん観なくちゃね~
また行きたいな。

今回は声かけする人がいませんでした。
若い人も多くて、年齢層が低くなっているのを感じました。
いいことだけどね

着物の人もたくさんいました。
やっぱりこういう場での着物は素敵
私もその中の一人になれて、ちょっと。。いやかなり
嬉しかったです

帰りが遅くなってしまって・・・ちびに怒られた
そういえば、日曜は2月22日で猫の日でしたね。
ごめんね・・・何もしなくて