醜と美 | ちゅんちのち

ちゅんちのち

戯言、迷言、世迷言
方向を変えて

夜明けに起こる変化

醜いということではなく

暗雲がそう思わせるのであろう

そこに陽の恵の色を反射し

炎の色や濃いオレンジに

それが美と変化すれば・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

夜明けの短い時間の間に

ファインダー越しにその空の先を思う

 

結局人は見える過去について自責の念を持ち

そのいくつかの謝罪の中に

わが身を痛めつけ許しを請う

しかもそれもわが身にである

 

そしてその先の中に安らかであることを

希望するのである、虫のいい事甚だし

 

人を思い、人を蔑む、同じ重さで

人への思いは即ち人からの思い

決してイコールにはならない

 

かといってなおざりにすると

結局は何も起こりえない

 

人を思うことが同じように思われないと

重さの違いを感じて自分の重さを下げる

当然それは伝わる

 

ないがしろにすればそれも又同じように

背中合わせであってもそれが必ずしも

悪い事でもなく、信頼という暖かさが

寒さを防いだり

 

どんなに願ってもやってくる夜明けの

明け方が違うように

接し方も違うのである

 

だから思うことがあっても

望んだり要求してはそれは成立しない

そこが今生きて感じること

結局あの世に行った人へは

何一つ返せないから

 

いくら自責の念があっても先を願っても

それがかなうことはないと

 

だから今を苦しみながら今日の夜明けに

立ち会うのである

いい天気になれば・・・・