型紙に粘土を延べて、それを立体にし、オカリナにするというのがベニサト・メソッドである。

 

 例えば、今、クロワッサン・オカリナは直径8cmの円形に80gの粘土を展ばした粘土板を利用してハイ・ソプラノC調のオカリナに作っている。

 

 陶芸仲間のアージンさんのリクエストでこのベニサト・メソッドを使って鳩笛を作った。

 

                            F1

 

 F1の型紙でもうひとつ鳩笛を作った。F3右側のがそれだ。粘土が柔らかいうちに歌口の穴に唇をつけて空気を送り込んで膨らませ丸っこくしたり、形が安定してから掌の中で時間をかけて形を修正した。立体になってから、もう少し、変形の少なくて済むマシな形になるような型紙を作ろうと思った。

 

                            F2

 

 このF2の新しい型紙の上で粘土500gを板状に延べて早速、鳩笛を作ってみた。すると写真F3左のように首の長い鳩の形になった。イメージと違う・・・。鳩笛、大量に作るなら粘土で原型を作って、石膏で雌型を作るほうが早いのだろうか?しかし、あくまで軽便な製作法、ベニサト・メソッドに拘りたい・・・。

 

 

                            F3

 

 それでもう一工夫か・・・ 中々納得のいく型紙が出来ない。もう少し時間をかけて試作する必要がある。それと今日は、音程を考えずに形が主で作ったので、C調にするためにはもう少し大きさを考えた試作も必要だろう。