シェルバとともに世界最高峰のエベレストに挑んでいた田部井淳子が、女性で初めて登頂に成功した。田部井は、久野英子を隊長とする日本女子登山隊の登はん隊長で、一児の母だった。他の隊員も主婦、教師、スポーツ用品店の店員など多彩な面々。費用は半分が個人負担で、ひとり150万円に上ったため、嫁入り資金をつぎ込んだ者もいた。また、登頂直前の4日には雪崩に襲われるなどさまざまな困難があったが、それらをすべて乗り越えての快挙だった。


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