郵政省が、日本の切手のなかでそれまでの最高額であった500円を上回る、1000円の切手を発売した。この切手は、郵便物のなかでも特に高額な国際小包や遠隔地向け小包への利用を見込んで作られた。縦33mm、横22.5mmと通常より大きめで、重要文化財である浄瑠璃寺の吉祥天立像がプリントされていた。発売当初は、商社など一部の企業が海外へ荷物を発送する際に用いられることが多く、一般にはあまり浸透していなかった。しかししだいにグローバル化が進むと一般家庭でも国際郵便を送る機会が増え、この切手は定番化。平成8年に画像変更されたものの、現在も発行されている。


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