三重県四日市市の大協石油・四日市精油所の容量22,000klのコーンルーフ灯油タンクから出火。死傷者はなかったが、鎮火まで約4時間を要し、工場内にある多量の危険物等を貯蔵する施設に拡大すれば、付近住民に恐れがある火災だった。出火したタンクは、常圧蒸留装置で製造された灯油分を貯蔵し、水添脱硫装置に送るためのタンクで、出火原因は、収納されている灯油が精製工程に発生した硫黄分の多い気体を含んでいたため、タンクが腐食し、さびに吸着していた油に衝撃等の何らかの火源により着火し、火災に進展したものと推定された。