こんにちは~♪
紅ぼたんの 金城さよ子です。
お忙しい中、プロフィール見てくださって
本当にありがとうございます!
少し私のことをお話させて下さい。
趣味はバレーボールとジョギングです。
(大きな声では言えませんが、ビールが超大好き
血液の半分はビールです)
和菓子が好きなので茶道のお稽古もしています(それが理由⁉)
1976年 沖縄県那覇市生まれ
遊び好きの勉強キライで親を困らせた幼少期。
首里育ちなので、紅型がある風景を肌で感じることができました。
(後ろの布おむつが昭和だな~)
【親との口約束で決めた大学受験】
家の向かいに芸術大学建設の話があり、
「この大学に入ったら何でも買ってあげる」
小学生だった私はそのころピアニストのドラマに夢中で
毛皮のコートに強い憧れがありました。
親の軽い気持ちの口約束を本気で受け止め
毛皮のコート欲しさに沖縄県立芸術大学へ進学を決めました。
中学、高校と憧れの大学に目標を決め夢の大学受験へGO!
そして夢の合格発表の日♪♪
あるはずの番号がない?
ない?
ないー!!!!!!
「不合格」でした、、、
頭はパニック、どうしよう・・・
親になんと言えばいいのか・・・
考えた末、親に頼んで浪人という道を選びました。
【ここから悪夢の浪人生活がはじまる】
美大受験は普通の学科受験にプラス、
デザインとデッサンが必要になり、学ぶためには
画材代がかかります。
木炭紙1枚200円(高っ)
木炭紙の消しゴムは紙を傷めない食パン(普通に食べられます)
その画材代を稼ぐために、
朝バイト、昼は予備校で勉強、夜バイトの繰り返し
体力的にも精神的にも本当に辛い1年でした。
バス代を画材に変えるため安い自転車を購入し
雨の日も、風の日も毎日ひたすら自転車をこぎました。
お弁当も上限が250円の小さなものしか買えず、
画材で使うパンの耳をかじってお腹を満たしていました。
友だちは大学に受かり、就職組もいて楽しそうに生活してる中で、
「自分は大学受験に落ちた貧乏浪人生」
洋服を買うお金も画材代にまわし
汚れても様になる「オーバーオール」が私のファッション。
精神的にも肉体的にも本当に辛い1年で、
「こんな生活もうやめたい」と心の中で葛藤の日々
(浪人生にとって先生からの差し入れのお肉はもう涙が出るほど嬉しいです!)
オーバーオールの私が一番うれしそうですよね!
お腹いっぱい食べました
1年耐え抜くことが出来たのは
憧れの大学で紅型を学んでみたい!
その気持ちだけでした。
そして人生で超つらかった浪人生活が報われ4年間の大学生活♪
この時の悩みや学びが、今の自分の大きな基礎になっています。
卒業後は紅型とは全く関係なく就職。
高いお給料をもらえてありがたい気持ちでいっぱいだったのですが、
「紅型に携わりたい!」という気持ちが心から消えず修行の道へ。
これまた修行の身ですから、
お給料は無いも同然。心は満たされますが、
お財布はつねに、、、(ヒューヒュー寒い)
結婚と同時に独立をし、
紅型教室や展示会を開催できて、自分のやりたい方向へ
向かうと思ってたら・・・
まさかの!
コロナ危機!
(人生って思うようにいかないな・・・)
【 帯の注文が消えた一年 】
問屋さんとのお仕事が主だった私にとって、去年は大打撃!!
帯の注文が一切入らなくなりました
稼ぎ頭の問屋さんからの注文が入らなくなり、
途方にくれた私が必死で始めたSNS
何を発信していいかわからないまま
必死で投稿を続けていると、
「紅型好きです」「色がきれいですね」とコメントが入るように♪
その言葉にはすごく勇気づけられました!!
問屋さんからの注文品を必死に染め、
だれがどんな紅型を購入したかわからない状態から
SNSを通して沢山のお客さまに出会えました。
「自分の干支を文様に入れてもらえますか?」
「月桃の花が好きですが、柄に出来ますか?」
「娘に一生モノの帯を贈りたいので相談に乗ってくれますか?」
など直接声が届きます。
今の時代はメールで相談しやすいのがいいですよね!
こうして紅型に
「想いや願いを込めて一緒に作りあげているので」
お客様にすごく喜ばれています。
いまは職人として紅型に従事し
心が満たされ嬉しく思います!