マレーシア有閑マダム紀行 其の10(ついに完結)
マッチャンの旦那様に大きい方のスーツケースを持っていただいて、チェックインカウンターにて搭乗の手続きをいたします。
羽田ではそのままだったのに、シンガポールの空港ではスーツケースにビニールをかけてくれました。何と気の利くことよ・・・こんな惨事になる前になぜ羽田ではやってくれなかったのだ?
角の革の部分がガタガタに
金具が1個外れていたところもあり。
1週間ほどの滞在ですっかりマッチャン家の一員のようになっていたので別れ難く、出国審査を通った後もしつこく手を振り続けました。
名残惜しいですが、さっと前に向き直った瞬間目の前に化粧品の免税店がっ
「そうだ。ディオールのグロスがなくなりそうだから買おうと思ってたんだった。」←切り替え早っ!
ということで、グロスを2本選び「他にも何かないか?」と物色していたら、ナント「アジアの空港免税店初!」というPOPと共にアニックグタールの香水が売られているではないの。
前に買って、かなり愛用していた「プチ・シェリー」のボディクリームと香水も追加で購入することに。
店員のお姉さんも「特にコレ(プチシェリー)がグッドスメルで、アタシも大好き。」と言っていました。
アニックの香水をお使いの皆様に朗報~
「シンガポールのチャンギ空港ターミナル2にはアジア初出店のアニックグタールがありますよ。ただし種類は少ないです。」
当然のことながら免税価格で安く買えたので、うほうほしながら今回もちゃっかりビジネスラウンジへ向かったのでした。
やはり小腹が減っていたのでね。←ナンダカンダちょこちょこ食べている。
オレンジ色の落ち着いたライトの広い空間にはぽつぽつと人がおり、やはりここでも若干場違い感が否めないアタクシではありましたが、今回もしっかりとピラフやサンドイッチ、ベリー系のデザートなどを皿に取って、もくもくといただきます。
時間が無くて使わなかったけど、シャワー室も完備。
搭乗時間が近づいたので、ゲートに向かう途中
アタクシの大好きなホワイトタイガーのパネルを発見いたしました。
写真で見るとホンモノっぽい
シンガポールにはホワイトタイガーがいるのだろうか?今回は縁がなかったけれどいつかお会いしてみたいものだわ。
帰りのフライトは満席に近い状態で、隣には(当たり前だけど)見ず知らずのおじさんが座っていました。
事前にコソッとCAさんに「もし隣が空いている席があったら移動したい」旨を伝えておいたのですが、無理でしたわ。
行きと同じく、帰りも夜中に出発して翌日の早朝に到着するというフライトだったので、あとはぐっすり寝るだけです。
「これで本当にビジネスのサービスをぬかりなく享受できているのだろうか?」と疑問になるほどあっという間に(←寝ていた)日本に到着いたしました。
隣に座っていたおじさんは紳士的な方で、アタクシの荷物を降ろしてくれました。日本人のおじさんにしてはめずらしいことです。否、20代の若者や、50代以上のおじさまは意外と手伝ってくれたりします。アタクシの経験上、30、40代は冷たい。
荷物を受け取って、毎度のことながら税関をスルーして外に出たところで、何故かCAさんに話しかけられる。
「いつもご利用いただきありがとうございます。機内ではゆっくりできましたか?」
「はい、おかげさまでよく眠れました。」ANAの国際線に乗るのは2度目だけどな。しかも普段はエコノミーしか乗れないけどな。
「予定よりもだいぶ早めに着いちゃいましたけど、お帰りの交通機関は大丈夫ですか?」という心配までしていただき
「あー、多分大丈夫だと思います。電車もそのうち動くだろうし・・・」
と言ってしまってから、ここでビジネスに乗りなれているマダムの模範解答としては、
「迎えが来るまで適当に時間をつぶして待っておりますわ」と答えるべきだったと後悔したのでした。
その後、貪欲に到着ラウンジにまで突入し、顔を洗ったりインターネットをしたりして時間をつぶして、空港内のお店が開く(だいたい8時半)のを待っていました。
江戸の町っぽい造りのショッピングエリア。
羽田空港にて最後のショッピングを満喫しながら職場に帰国の連絡をしたら、「できれば午後から出勤してくれ」と言われ北陸のイナカ町という現実にひき戻されたのでした。
数日後、再び東京に舞い戻る羽目になるとはこの時、まったく予想もしていませんでした