マレーシア有閑マダム紀行 其の8





紅ずきんのブログ(別館)-カヤトースト。

本日はお買い物デー。
朝食はカヤトーストなるものを食べに、近所のカフェへ。
ピーナツバター状のココナッツペーストとバターがフカフカのパンの間に挟まっています。
飲み物はミルクティ。
マレーシア流なので、濃く入れた紅茶に練乳が入っているという、甘甘セット
に、なぜか温泉卵。しょうゆを垂らして食べる。
アタクシは生や半熟の卵が嫌いなのだけど、意外にも美味しかったな。
しかも、ココナッツも苦手な部類だったり、練乳もあまり好きじゃなかったりします。
旅先マジックというやつかもしれん。←何でも食べてみよう上げ上げモード。これで食わず嫌いが治ったりする。


紅ずきんのブログ(別館)-カフェ。


南国の空気と、この甘々な味覚がマッチするのかもしれません。
とりあえず買ってみた。カヤペースト。



紅ずきんのブログ(別館)-カヤペースト。 ←右はパンダマークのオイスターソース。

アタクシの中では「もたい印」と呼んでいる。
イラストの眼鏡のおばちゃんが(アタクシの敬愛なる)もたいまさこっぽいので。

もたい印のカヤペーストの他にもいろいろと現地のスーパーを巡って買ってみました。





紅ずきんのブログ(別館)-中華調味料。


紅ずきんのブログ(別館)-お茶たくさん。



いろいろなフレーバーティに、ルイボスティ。
ルイボス茶はノンカフェインなので妊婦さんや乳児をかかえたお母さんに良いらしい。そして日本で買うと高いらしい。
ホットでもアイスでも両方いけるし、癖のない味なので、臨月を迎える友人シャチ子と、どうやらおめでたらしいと最近になって判明した妹のしず(紅家三女)への土産用。



さらっと書きましたが、アタクシは今年中に正真正銘の「オバチャン」おばちゃんになります。年齢的には十分すぎるほど「オバチャン」なのだが、姪やら甥ができるということで実質的に「伯母ちゃん」決定です。




紅ずきんのブログ(別館)-ネギラーメン。


お昼には、「ネギラーメン」を食べました。
日本のラーメン的なスープに盛りだくさんのネギ、ワンタンも入っていて、麺は極細麺。
器がなんともキッチュな色をしています(笑)


同じく汁ナシのネギラーメンはちょっとソース味っぽくて、焼きそばに似た味付け。
「麺が長すぎて食べにくいか?」と言って、店のおじちゃんがおもむろにはさみで切ってくれます。

紅ずきんのブログ(別館)-ハサミで切る。


今回初登場?友人マッチャン。(おっちゃんの手で隠れちゃってますがw)



カヤトーストの店もネギラーメン屋も毎日通いたくなるほど美味しくて気に入りました。値段も安いし。



それから足つぼマッサージに行き、1時間コースで癒されつつ半分眠る寝る
マレーシア各地に展開しているチェーン店「reborn」にて。足のマークが目印25G←こんな感じ。
確か1時間コースで1500円くらいだったと思います。明朗会計なのでオススメ。
やんわりとハードの織り交ぜコース(?)にしましたが、アタクシは痛くはなかったです。



夕方、夕飯のお店に現地集合ということになっており、マッチャンの旦那さんやその他大勢の人たちは先に店にいるらしい。


「どんな店かと言うと、マラッカのホンジーを3倍くらいにした感じ?あくまでも広さのことだけどね。」


「中華ってこと?」


「そう。この辺の中華ではあの店が一番おいしかったと思う。でも、あくまでも雰囲気はホンジーだから。」


「あぁ、何となく分かった。」



果たしてホンジー×3の店で集っていたのは、大勢(7,8人)のおっちゃんでした。
しかし話している言語が・・・まさかの中国語というか、相当なまりのきつい台湾語


「彼らはウチラ(マッチャン夫婦)のゴルフ仲間の人たち。で、台湾人の社長さん連中だよ。今日もみんなでラウンドしてきたところ。」←そもそもマッチャン(腕はプロ級ゴルフ)のゴルフ仲間らしい。本日は旦那さんのみの参加。


「なるほど~。そういうことね。」


「このペラいビニールのテーブルクロス。上海時代が懐かしいやろ。」


「食い散らかし放題で、終わったらそのまま丸めて片づけるっていう合理的なシステム(笑)」


恐らく40~60代と思われるおっちゃん達が次から次へと料理や酒を注文し、取り分けてくれたり、注いでくれたり、まぁ賑やかで面白い。


紅ずきんのブログ(別館)-晩餐会。


「日本のドコカラきましたか?」と聞かれ、マッチャンは


「あぁ適当でいいよ~。東京とか言っとき。」と言っていたけれど、東京だとあまりに遠い、っていうかウソくさいので


「京都の近く。上?北?の方っていうかね。」


「福井?」


「そ、そう。福井。ってよく知ってましたね。」


「昔出張で行ったことがあるよ。冬はたくさん雪が降りますね。」

というような会話をしながらも、野菜炒めを追加してもらったり、とにかく良く食べて良くしゃべりました。
改めて思ったのは、気持ちいいほどみなさん食べるのが早いっ!あっという間に皿が空きます。
そしてビールを注ぐのはオレの役目!とばかりに次から次へと注いでくるビール(←オンナがお酌をするべきという面倒くさい文化は日本だけなのだろうか?)


さらに恒例の「乾杯」の嵐乾杯


勝手に持参してきた超強烈な高粱(コウリャン)酒も開けて、さらに乾杯。



「この酒は強すぎるでしょ!危ないでしょ!」と注意しても、悪ノリして火をつけてみるおっちゃん。

紅ずきんのブログ(別館)-高粱酒。  「ファイヤーメラメラ


凄まじい早さで飲み食いし、「ではお開き」となったところで、アタクシはかねてから台湾の人に会ったら言おうと思っていた「今回の大震災で沢山の寄付をいただいたことへのお礼」を告げる機会を得たのでした。
中国の顔色を窺って、ちゃんと「お礼」を表明しない日本政府に代わって民間レベルの交流ですよ。モノやお金をもらったら「ありがとうアリガトウと言うのは世の中の常識じゃないですかね?
台湾は本当に日本にとっての「好朋友」だとアタクシは今回の震災で身に染みて感じたわけです。



ビックリしたのは、この時の会計をアタクシの隣に座っていたリチャードさん(だったけな?)の仲間とかいう人(←たまたまこの店に家族で来ていた)が全部払ってくれていたこと。


請客(チンクー:一人の人がみんなをもてなす)っていうチャイニーズシステム。懐かしいねぇ。」


「ね。リチャードさんとナントカさん(おごってくれた人)がレストランのオーナーとしゃべってたときに、これは!?と思ったけどね。ふだんはけっこうワリカンだったりするよ。」


「みんな薄々分かってたよね。あ、ここはあの人がもってくれるんだって。」


「全然気づいてなかったのはウチの旦那ちゃんくらいだったよ~(笑)」


「最後一人だけ「あれ?お会計は?」って言ってたもんね。」


台湾の社長連中との(マレーシア旅行)最後の晩餐は激しい嵐台風のようでありました。


ちなみに58度の高粱酒はアルコール度数が高すぎて、口に入れた瞬間「シャー!!!」という衝撃とともに蒸発(?)していったので、味わうようなシロモノではありません。